会社近くの拉麺屋にはまる駐在員小龍

  • ブックマーク
  • Feedly
  • -
    コピー

LivedoorブログはFC2よりも何となく気軽に書ける感じがしていい。
錯覚だと思うけど・・・

今日昼飯中に本社の上司から電話がかかってきた。
上司「忙しい?」
自分「昼ご飯中です」
上司「上海蟹でも食べてるの?」

もうさすがにちょっとキレそうになる。
なんで上海にいるとそんなんばっか食ってるように思われるのかなあ。
もちろん冗談なのはわかってるけど。

こちとら駐在員だからといって特別な手当があるわけでもなく(家賃くらい?)、
正直雀の涙ほどの給料を、
何とか生活費を浮かせて貯めるために、
毎日ローカルでB級グルメなところで食べるなど、
涙ぐましい努力をしているわけですよ。

今日ももちろん10元(約130円)以下のランチ。

会社のビルのすぐ向かいに、
「正陽拉麺」という中国ラーメン屋がある。
最近できたので試しに行ってみたら案外行けるので、
最近は重宝している。

ところで中国の拉麺(la mian、ラーミェン)は所謂日本のラーメンと全然違う。
決定的に違うのはスープ。

中国では基本的に
「蘭州拉麺」
「河南拉麺」
が有名だ。
中国でラーメンと言ったらこの二つが殆どじゃないだろうか?
(というかそれ以外の拉麺を探す方が難しい)

前者は回教徒(イスラム教)の住むところということでスープは牛骨で出汁を取っている。
それに少しスパイスが入っている。
実は本場ではもっとどろっとした味の濃いスープをかけるのだが、
蘭州以外の土地で「蘭州拉麺」もしくは「蘭州牛肉拉麺」として出されるのはこのタイプ。
麺には日本のようにかん水が入っていて、
コシが強いパターンが多い。
詳細はwikipediaにも書いてるので参照するといいかも。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8B%89%E9%BA%BA

そして後者はなんとカレースパイス風味だ。
ただ麺はかん水が入っておらずふにゃふにゃな感じなのが多い。

この「正陽拉麺」は後者の、
スープの味がカレーっぽいやつで、
このスープが絶妙に塩とスパイスが効いていて飽きが来ない。
蘭州拉麺のスープは日本のラーメン好きにとっては淡泊すぎて正直物足りない。
その意味ではこのカレー味のスープはパンチが効いてていい。
で、「正陽拉麺」は河南拉麺にしては珍しく麺にかなりコシがあってうまい。
つまり、蘭州と河南のいいとこどりなのだ!

でもひねくれ者の自分はいつも葱油拌麺(葱油の和え麺)に、
牛肉湯(牛肉スープ、カレー味)がついたものを頼んでいる。
これが二両(麺の量のこと、100g)で5元(約70円)。
それに2.5元の荷包蛋(目玉焼き)をのっけて合計して7.5元(約100円)。
これでかなりお腹いっぱいだ。
で、もちろん牛肉湯には香菜(パクチー)は入れない(自分、極端な香菜嫌いなのです)。
ザッツ小龍スペシャル。

オーナーにもすぐに顔を覚えられて、
入ったらすぐに何も言わなくても「いつものだね」って言ってくれて、
これが出てくるのだ。

どうでしょ、
毎日こんな涙ちょちょぎれるような暮らししてるのに、
日本の本社では、
自分は上海で遊んでいるのとでも思われているのだろうか。
やるせないよなあ。
まあいつか見とれよ!

Visited 48 times, 1 visit(s) today
  • ブックマーク
  • Feedly
  • -
    コピー

この記事を書いた人