Apple Payが中国にも進出、4月28日から正式サービス開始か

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Mobile_Payment_美女

Apple(アップル)のApple Pay中国導入は平坦な道ではなかった。

当ブログの過去記事でもお知らせしたように、昨年10月にはAppleのCEOティム・クック(Tim Cook)とアリババグループの会長ジャック・マー(Jack Ma、馬雲)がApple Payとアリババグループ傘下のAlipay(支付宝)の提携について話しあったというニュースがあったが、その後その進展については何も伝わってこなかった。
また今年2月中旬頃、Appleの情報をいち早く伝えている中国のメディア“Mac X”によって、Apple Payの中国導入には多くの変数が存在し、銀聯との協議が紛糾したというニュースが伝えられた

Apple Payの中国導入の具体的なスケジュールが暴露

Apple_Pay_1

しかし最近になって、Appleと中国にとっては明るいニュースが飛び込んできた。アジアの先進金融マーケット研究顧問機関Kapronasiaのレポートによれば、Appleは既に中国の銀聯(Union Pay、ユニオンペイ)とApple Payの提携に関する協議を終えたという。また中国銀行(Bank of China)に関連したWeibo(微博、中国版Twitter)のアカウントの書き込みによって、4月15日にAppleはApple Payは中国で展開することを発表、そして4月28日に正式にサービスを開始することが暴露された。

Apple_Pay_Union_Pay

現在の中国では、モバイルペイメントでは圧倒的にアリババによるAlipay(支付宝)が主流を占めており、NFCによる非接触決済はそれほど普及していない状態だ。Apple Payが中国に入ることで、中国のモバイルペイメント業界はかつてなく盛り上がる可能性がある。なぜなら中国の銀聯のQuick Pass(閃付,闪付)はNFCをサポートしており、Quick Passをサポートしているレジは400万台に達し、全中国のレジの25%に達するといわれているからだ。

Apple_Pay_2

当然、上記の正式リリース時期は、4月24日に中国国内でもリリースされる予定のApple Watchのリリースに合わせてのものと考えられる。またApple Watchだけではなく、スイスのSwatchも既に中国の銀聯と提携を結んでおり、オメガ(OMEGA)等のSwatchグループの高級腕時計も今後NFCをサポートしていくようだ。これはつまり、中国銀聯のNFCのレジ端末が、更に多くのローエンドからハイエンドのスマートウォッチに対応することを意味する。

今後はスマートウォッチを使った決済が中国で爆発的に普及するかもしれない。

画蛇添足 One More Thing

Apple_Pay_Union_Pay_2

Apple Payはもちろんスマートウォッチだけではなく、iPhone6/6 Plusでも使用可能だ。これを機に中国で更にAppleの進撃が進むだろう。Apple Payと銀聯NFCとのシナジー効果で、Appleのデバイスはますます売れていく可能性がある。

日本でもApple Pay対応店舗に、Apple Payが使えることを表示するためのステッカーが配られ始めたというニュースが流れたが、中国でも同様に配られ始めたようだ。日本や香港、中国でApple Payが簡単に使えるようになったら、Apple Watchを買う意味もあるかなと思っている。

もちろん意味がなくても、このようなブログを書いている以上買いますが。。

記事は以上。

(記事情報元:KapronasiaMac X

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