Apple(アップル)のiPhoneの組立を担う最大手のフォックスコン(Foxconn、富士康)が、自社が組み立てているiPhone6/6 Plusを5,000台も紛失していたと聞いたら。。
これは当然、社内に犯人がいたと考えるのが普通だろう。
台湾経済日報によれば、フォックスコン河南鄭州工場に所属していた台湾籍の蔡という幹部クラスの社員が社内で盗難をはかり、5,000台のiPhone6/6 Plusを持ち出したという。
その被害総額は全部合わせて1億ニュー台湾ドル(約3億8,300万円)にものぼるという。
情報によれば、この蔡幹部はiPhone6が大陸での転売価格が非常に高いことを知って盗難に至ったといい、同じ工場の警備員を丸め込んで、約5,000台のiPhone6/6 Plus(コンテナ1つ分)を盗み出したという。
今も警察がこの盗み出されたiPhone6/6 Plusの行方を調べているが、現在のところ捜査に実質的な進展はみられていない。
画蛇添足 One More Thing
なお、フォックスコンの親会社である台湾ホンハイグループ(鴻海集團)内部事件としては昨年2014年1月にも、定年退職直前の上級副総裁、廖萬成が中心となってiPhoneのサプライチェーンに便宜を図る代わりにサプライヤーから2.5%〜3%のマージンを受け取るという事件が発生しており、ホンハイグループは内部に色々と問題を抱えているようだ。
iPhoneのように莫大な利益を生む製品があると、必ず何らかの悪い考えを持つ人が出てくるというのはわからなくもないが。。こういった損害が最終的には消費者にのしかかることを考えれば、消費者の立場から見ても内部管理は徹底して欲しいと思うのは私だけではないはずだ。
記事は以上。
(記事情報元:Mac X)
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