“Androidが使いにくいというのはやはり公認の事実のようだ。泥棒でさえ手元に置いておきたくないんだから。”
一般的にいえば、警察でさえ泥棒が元の場所に盗んだものを戻すなんてことは考えも及ばない。しかしそんな摩訶不思議な出来事がイギリスで発生した。
イギリスのメディアThe Telegraphによると、33歳のクリストファー・フーセン(Christopher Hoosen)という男がイギリスのチャリティストアからAndroidのタブレットデバイスを盗んだ。しかし8日後、この泥棒はなんと盗んだAndroidタブレットを元の場所に戻そうとして、現場で御用になったというのだ。
■タブレットが盗まれたWhitley Bayのチャリティショップ”the Jonny Kennedy Charity shop”とオーナーのEric Duffield
警察の尋問で、Hoosenは盗んだAndroidタブレットを元に戻そうとした理由は、Androidの操作が難しすぎてどうやって動かすのか全くわからなかったからだと供述していることがわかった。
電気製品が盗まれることはしょっちゅう発生していて特に珍しいことでもないが、多くのニュースで私達が見かけるのは泥棒が選ぶのは数多くの電気製品の中でもApple製品ばかりで、MicrosoftのWindowsデバイスやGoogleのAndroidデバイスではないということだ。最大の原因はもちろんApple製品は他のブランドに比べてスマートフォンもタブレットもノートパソコンも価格が高いということもあるし、外観も美しいということもあげられる。
今回のちょっと笑える泥棒事件は私達に、泥棒でさえ操作が複雑過ぎるAndroidデバイスが好きじゃないという面白い事実に気づかせてくれた。
このニュースを見たネットユーザの中には、”こいつは自分が盗んだのがAppleデバイスじゃなかったことを後悔すべきだ、なぜならAppleデバイスは操作が簡単だからね”とジョークを飛ばす人もいる。
情報によれば、Hoosenは警察に逮捕されて起訴され、裁判所に117米ドル相当の罰金を支払い、また自分で132米ドル相当の訴訟費用を支払わなければならなかったという。またそれ以外に、Hoosenは盗まれたチャリティショップに対して31米ドル相当の”被害者サーチャージ(victim surcharge)”を支払わなければならなかったという。
品物を元に戻したとしても、280米ドル(約33,700円)の罰金を支払わなければならなかったわけで、Hoosenとしてはとんだ出費となったわけだ。
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