AppleがiOS8.1.1の認証の発行を停止、復元・ダウングレードが不可能に

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Appleが本日、iOS8.1.1の認証(SHSH)の発行を停止した。iOS8.1.2がリリースされてから1週間後ということになる。これでiOS8.1.1への復元(ダウングレード・アップグレード含む)はできなくなった。

iOS8_Cydia_Jailbreak

一般ユーザには過去のiOSに対する認証発行停止については特に関心がないかもしれないが、脱獄犯(脱獄ユーザ)にとっては常に注目される情報だ。
但し、今は脱獄犯にとってiOS8.1.1とiOS8.1.2についてはほとんど差がないため、iOS8.1.1の認証停止は全く影響がない。というのも後者はiTunesの着信音が理由もなく削除されるバグの修正と他にBluetoothの安定性を強化しただけで、iOS8〜iOS8.1.1対応の完全脱獄ツール”TaiG(太極)”が利用していたセキュリティホールは塞がれていないからだ。現に、iOS8.1.2がリリースされた当日にTaiGはiOS8.1.2対応版をリリースしており、iOS8.1.1にできなくても現行最新のiOS8.1.2にしてしまっても完全脱獄が可能だからだ。

Appleは現在iOS8.2のベータテストを行っており、先週beta 2をリリースした。しかしAppleはiOS8.2について特に新しい機能について紹介をしておらず、セキュリティホールの修正と性能の改善としか述べていない。もしBeta 1も計算に入れるのであれば、iOS8.2の新しい特徴といえばWatchKitのSDKが含まれていたことで、デベロッパーはApple Watch用のアプリを先に作ったり試したりすることができるだけで、他のことは何も知られていないというのが現状だ。

iOS8.2正式版がリリースされる前に、iOS8.1.xに修正が加えられることになりそうだ。なぜなら12月に入った後、海外のネットワーク分析機構でiOS8.1.3によるアクセスが検出されているからだ(Apple内部テストのものと思われる)。

記事は以上。

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