ようやく来るのか?
中国のメディアDoNewsによると、Apple(アップル)の中国大陸版(中国国内版)iPhone6とiPhone6 Plusは10月10日に中国大陸で販売されるとのこと。
Appleの公式ストア版以外に、キャリア版(恐らくGSM版とCDMA2000版の2種類)が用意されるものと思われる。中国国内版も香港版と同様SIMフリーだが、キャリア版の型番が香港版と微妙に異なる可能性がある(5sもそうだった)。
中国政府・工信部の部長が時間の問題と明かす
今週行われた中国国際情報通信展で、中国工信部の苗圩部長がメディアに対し、中国国内版iPhone6は最後の審査段階に入っており、リリースは時間の問題だと明かしている。
中国国内版の価格は?転売価格との比較
中国版iPhone6の価格は、iPhone6が5,288元(約94,000円)から、iPhone6 Plusは6,288元(約111,800円)からとなるようだ。
中国で販売が始まらないことから、中国大陸では香港や日本からの密輸品が高値で取引されているが、現在北京の秋葉原と呼ばれる中関村での香港版iPhone6 16GBの最低価格は6,500元(約115,600円)、iPhone6 Plus 16GBは初日の20,000元(約35万5,800円)から7,500元(約13万3400円)以下へと、約3分の1程度に大幅プライスダウンしているのが現状だ。
中国大陸版の正規版が出れば現在の価格よりは安くなるが、それでも日本との価格差は大きい。
画蛇添足:ようやく大陸版が出て落ち着く?それでも日本とは価格差がある
円安のおかげで円換算すると上記の価格がとんでもなく高く見える。。中国大陸版正規版でもだ。
中国大陸版は、製造されているのは中国だが、中国国内で販売するには増値税という日本でいう消費税のようなものを支払わなくてはならず、その税率は17%だ。その分がのっかってくるので、中国版は従来のiPhoneも総じて香港版や日本版より高い。
ましてや現在は急激な円安が進んでいる。まだまだ転売の動きは収まらないだろう。
Appleも日本での価格を調整しないと、中国政府から転売ヤーの脱税に加担しているとみなされる可能性もあるのではないか。心配だ。
記事は以上。