転売ヤーに自殺者まで登場?中国のiPhone6の転売価格が大暴落、3日間の価格比較

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9月19日に販売されたApple(アップル)の新型iPhone「iPhone6」と「iPhone6 Plus」。iPhone6は中国大陸での販売がまだ決まっていないため、転売熱がすごいことになっていたが、価格暴落によってそう簡単にボロ儲けができなくなっているようだ。

昨日の記事がなんだか話題になってしまったようで。。おさらい

大損する転売ヤー続出!中国でiPhone6の価格が急落

もう一度、それでも頑張る中国広東省深圳の世界最大の電子市場「華強北」の転売ヤー達の勇姿を。。
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中国のLINE的な存在、微信(WeChat)ではとある転売ヤーが3日で50万元(800万)損して、これから自殺してきます、みたいな友人向けの書き込みをしていたこともわかった。
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なお、昨日の記事では昨日の価格のみの写真を以下に出した。
※人民元価格、約18をかけると日本円となる。

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9月20日〜9月23日の4日間のiPhone6中国国内転売末端価格推移リスト

本日は、米国・日本・香港での販売の次の日から、昨日までの4日間の中国国内末端販売価格推移をまとめたものがあるのでどうぞ。
※同じく人民元価格、約18をかけると日本円となる。

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例えば日本円に換算すると、iPhone6(4.7インチ)の16GBは9月20日には7,900元(約14万円)だったのが、9月23日には5,500元(約97,400円)に値下がりしている。約30%も値下がったことになる。それでも日本の73,224円(税込)や香港の約78,300円(5,588HKD)に比べたらまだ差がなくはないが、、

転売ヤーの手口について

転売ヤーは基本的にはiPhone6を香港または日本で品物を入手し、それをまだiPhone6が販売されておらず需要が高まっている中国大陸に持ち込んで販売する。当然ながら、中国の関税はかからないように持って行くため、基本的には脱税であり違法行為となる。

香港の手口は、Apple Storeでのネット予約の他、Apple Storeで予約した人が購入したのを、店から出てきたところで札束を抱えて購入し、それを集めて陸路または海路等で大陸に運ぶというもの。陸路での検査は厳しくなり、また海路では100台以上のiPhone6が差し押さえられたというニュースがある。

日本の手口はApple Storeで販売されるSIMフリー版を狙う。複数アカウントを使ったネット予約の他、多くのニュースになっているようにApple Storeに販売日に並び子を雇って並ばせる方式が一般的だ。そしてそれをいったん香港に運んでそれを大陸に持ち込むか、大陸に直接ハンドキャリーして販売するというやり方だ。

画蛇添足:iPhone6は史上最大の商機だったわけだが。。

今回のiPhone6は、AppleのiPhone史上でも最大の転売の商機となった。特に、日本版SIMフリーを大陸に売るのが最も儲かる。なぜならまずは中国で販売の目途が立っていないこと、そして人民元が高くなり、更に日本円が大暴落しているからだ。Appleは恐らくここまで円安が進んでいなかった頃の以前のレートで取引をしているため現在の価格で売っているが、基本的に製造は中国で行っているため、中国から輸入することになっている。予定の数量を売り切ったり、これ以上の円安が進んだ場合は価格の調整もありうるだろう。

話がそれたがこんな最大の商機、中国人が逃すわけがない。また日本人だって同じだ。転売をやっている日本人や業者も沢山いることを私は知っている。安く買えるところで買って、高く売れるところに売る、、商売の基本としてごく当たり前のことで、商社のやっていることと同じことだ(違法性があるかどうかはまた別の話)。

中国の転売ヤーや並び子達が列に割り込んだり騒いだりゴミを捨てたり、買えないと店員に詰め寄るなどの不道徳行為を行い、日本では中国人の評判をすっかり落としてしまっているが、私からはiPhone6の購入は日本人にとってはただの電子デバイスの購入、そして中国人にとっては死活問題という立場の違いがあると考えている。目の前にあるチャンスを掴む力。。中国の底力はすごい。もちろん、大損している人達もたくさんいるようだが。

記事は以上。

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