Apple(アップル)がbeatsを買収するという情報が、
ここ2日間テクノロジー業界でのホットスポットとなっている。
当ブログでもbeatsのDr.Dre(ドクター・ドレー)とAppleのスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)のチャット映像について取り上げたばかりだ。
GigaOMの記者Janko Roettgersは、
「多くの人がまだAppleが本当にbeatsを買収するかどうかについてわかっていないが、
唯一間違いなく肯定できることは、この取引が成立すれば全てのデジタル音楽業界の発展を変えることになるだろう」
としている。
一体どういうことだろうか?
Roettgersによれば、こういうことだ。
「これから12ヶ月の間に、デジタル音楽の世界は全く違うモノになるだろう。
新しくできた会社が何とか消費者に毎月10ドルを払わせるために説得する時代は終わり、
大会社が消費者に対して彼らのデバイスやプラットフォーム製品を買わせるよう説得する時代になるのだ。
このデジタルミュージック業界は更に大きくなるだろう。
そしてこれは完全に無料にはならない。
権利を行使するためには非常に高い費用を払わなければならないものだからだ。
しかしデジタルミュージックならその他製品やサービスと関連づけることができ、
長く販売促進イベントをやることで消費者に携帯電話やイヤホン・ヘッドホン、
デジタル音楽視聴プラン、またはその他の商品を買わせることができるのだ。」
つまり、デジタル音楽の先駆者達は最終的に、しかもあまり遠くない将来、
多くの消費者がそのサービスを使用することが現実となるが、
新興の会社やベンチャーなどにはその未来は来ないということだ。
ちょっと悲しい話だが、Appleとbeatsが手を結ぶということはそういうことなのかもしれない。
ただ、beatsを購買したAppleのサービスが、
AndroidやWindows Phone等の他のプラットフォームのユーザを取り込めるかどうかは未知数だ。
記事は以上。