やはりiPhone6にはサファイアガラスディスプレイ採用?Appleが関連技術特許取得

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Appleがサファイアガラスディスプレイ関係の技術特許を本日取得

中国のApple情報サイト「電玩巴士」の記事によると、
本日Apple(アップル)が、「サファイアガラスの耐油性・耐汚れ性塗膜」の技術特許を取得したと伝えている。
この特許申請文書で、Appleはこの技術特許が携帯電話やタブレットコンピュータなどモバイルデバイス上で応用できるとしている。
但し、上記の記事ではAppleがどこの国で当該技術特許を取得したのかについては言及されていない。

技術特許の詳細

Appleによる当該特許の説明文書では、
油をはじく耐油性や耐汚れ性が高い塗膜をいかにサファイアガラスパネルの上に適用するかというものだ。
ご存じの方も多いと思うが、耐油性・耐汚れ性のある塗膜はAppleでは既にとっくの昔のiPhone3GSから採用されている。
この技術は油汚れやその他の細かい埃や屑のようなものがディスプレイ上に溜まることを防ぐためのものであり、
iPhone3GSでそれが採用された後、
現在まで全てのiPhoneとiPad、iPod Touch上で使われている。
しかし従来iPhone等に使われてきたディスプレイの材質「Corning Gorilla Grass(コーニング・ゴリラガラス)」に使われていた塗膜技術が、
サファイアディスプレイの材質上では応用できないことがわかっていた。
Appleは特許文書の中で、サファイアガラスの結晶の構成がガラスとは異なっており、
つまりこれまで通常のガラス用に用いられていた塗膜粘着技術が使えないと説明している。

この問題を解決するために、
Appleは基層となるサファイアガラスのパネルと塗膜の間にもう1枚の下地層を挟むとしている。
この下地層には酸化アルミや二酸化ケイ素等の材料を使うとし、またこの2種類の化合物でも可能としている。
それ以外にも、この下地層には基層の材料と上記2種類の材料の化合物でも良いとしている。
この下地層にはスパッタリング加工などPVD加工或いはその他の加工技術が用いられるという。

Appleはサファイアガラス-下地層-表面塗膜の三層構造のプロセスによって、
将来作られるサファイアガラスディスプレイは、
サファイアガラスの高硬度と油汚れの付着を防ぐという両方の性質を持ち合わせるようになるとしている。

いつからサファイアガラスディスプレイが採用されるかは不透明

現在次世代iPhoneとされるiPhone6や次世代iPadにサファイアガラスディスプレイが確実に採用されるかどうかははっきりしていないが、
昨年11月にAppleはサファイアガラスメーカーのGT Advanced Technologiesに、
5.78億米ドル(約578億円)ものサファイアガラス材料を発注している。
また既に当ブログ記事でお知らせしたとおり、
上記2社の共同投資による米国アリゾナ州メサのサファイアガラス工場の写真がリークしており、
現在工場の建築・増築を進めつつ既に製造を始めているという内部情報もある。

多くのアナリストや内部関係者は、
この2社の協力関係が、将来iPhoneの標準装備としてサファイアガラスディスプレイが採用されることを証明していると考えている。

記事は以上。

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