AppleがiOS7.1で脱獄に使われる4つのセキュリティホールを修復、公式サイトにiOS脱獄ハッカー集団evad3rsやその他著名なハッカーの名前を銘記

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既報:AppleがiOS7.1正式版リリース

Apple(アップル)からiOS 7.1正式版がとうとう本日未明にリリースされたことは、
先ほどの別記事に書いた。

Appleが公式サイトにiOS脱獄ハッカー集団やハッカーの名前を銘記!

この新バージョンiOS7.1は無情にもiOS7対応完全脱獄ツール「evasi0n7」を封殺し、
暫くはiOS7.1は脱獄ができなくなった。
「evasi0n7」はもともとハッカー集団の「evad3rs」によって開発されたものだが、
Appleは今回初めてその名前を彼らのオフィシャルサイトに掲載した。
掲載されたのはAppleのサポートページの、「About the security content of iOS 7.1」内だ。
このページによると、AppleはiOS7.1において、evad3rsが発見した4つのセキュリティホールを修復したと記されている。

ページの1つの目のセキュリティホールもevad3rsの名前で記されている。
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Appleのサイトにはevad3rs以外にも見慣れた名前が。。

Appleとハッカーの間では毎回いたちごっこが続いているが、
今回のAppleのiOS7.1正式版にて修復されたセキュリティホールのページでは、
逆にAppleがハッカー達を褒め称えており、
隠すことなく4つのセキュリティホールの発見者を「evad3rs」と記しているからだ。
evad3rs以外にも、我々脱獄界隈に住む者にとっては見慣れた名前も列記されている。
例えばドイツのセキュリティ専門家であるStefan Esser、つまりお馴染みの@i0n1cも、
iOS7.1で修復されたセキュリティホールの発見者のうちの1人であることがわかる。

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■@i0n1c(Stefan Esser)
i0n1c_stefan esser

またAppleは上記evad3rsや@i0n1c以外にも、
社外の発見者(Google等)の名前も記載して感謝を表している。

evad3rsのiOS7.1に対する反応

上記のハッカー集団「evad3rs」を率いているiOS脱獄ハッカーの親玉@MuscleNerdは、
iOS7.1がリリースされるなり、
脱獄ツール「evasi0n7」が利用しているセキュリティホールがAppleによって塞がれており、
脱獄犯(ジェイルブレイカーズ、Jailbreakers)はiOS7.1へのアップデートを避けるように警告している。

■@MuscleNerd
musclenerd-iphone-hacker

しかし@MuscleNerdはevad3rsの一員として、
iOS7.1の脱獄の可能性については言及していない。

evad3rsのメンバーの一人である@pod2gはネット上のチャットで、
iOS7.1に対してはevad3rsは脱獄ツールをリリースしないとしており、
その理由はまだevad3rsの手中にあるセキュリティホールを、
次のメジャーアップデートであるiOS8まで残したいからという。

■@Pod2g
pod2g

ということはiOS8の脱獄の可能性はまだ残っているということになるのだろうか。
ともかく脱獄状態を保ちたい人はiOS7.1へのアップデートはしてはいけない。

記事は以上。

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