未だにiPhone5、iPhone4S、iPad4では仮脱獄(=不完全脱獄、紐つき脱獄、Tethered Jailbreak)さえできない現行最新iOS6.1.3とiOS6.1.4(iPhone5のみ)。
先日の記事で著名なハッカー@winocmが、
それらの機種にも対応したiOS6.1.3やiOS6.1.4(iPhone5)の完全脱獄(=紐なし脱獄、Untethered Jailbreak)のバイナリコードを持っていると呟いたことを書いた。
昨日9月4日、
その@winocmが自らの発言は虚構ではない証拠であるとして、
iDownloadBlogの記事(英語)上でiOS6.1.3の完全脱獄動画を公開した。
動画リンクはこちら(Youtubeリンク)
@winocmはiDonwloadBlogに対し、
iOS6.1.3の完全脱獄はまだ開発段階ではあるが、
既にある一定の成果を上げていると述べている。
@winocmの助けの元、iDownloadBlogの編集者 Jeff Benjamin の iPhone4Sが完全脱獄に成功し、
Cydiaがインストールされた。
この動画にて、iOS6.1.3を搭載したiPhone4S上でのCydiaの動作は一切問題ないように見え、
非常に希望が持てる内容だ。
@winocmはiDownloadBlogに対し、
Cydiaのインストール方法については秘密とするよう希望したため、
我々はその詳細を知ることはできない。
しかし前出のJeff BenjaminはCydiaは彼のiPhone4S上で正常に動作しているが、
一般大衆に向けてこの完全脱獄ツールをリリースするかどうかについては懐疑的な意見を持っているようだ
(ハッカーの手中のセキュリティホールや脆弱性を無駄遣いすることになるため)。
というのも、iOS7正式版がもうすぐリリースされることが決定している。
予想では、少なくともiOS7 GM版(Golden Master版)が、
9月10日のAppleの米国サンフランシスコ・クパチーノで行われる、
新iPhone(iPhone5S、iPhone5C)発表イベントと同時か同日にリリースされるだろうとみられている。
こんな状況の中でiOS6.1.3とiOS6.1.4の完全脱獄は果たして必要なのかというご意見もあるだろうが、、
私が考えるに、
新しいフラットデザインのiOS7よりも、
見慣れたiOS6上で完全脱獄をしたいという需要もあるだろうし、
iOS7正式版ではセキュリティホールが塞がれ、
iOS6.1.3やiOS6.1.4には残るという可能性はなきにしもあらずだろう。
まずはiOS6.1.3で完全脱獄が確実に存在していることを確認できただけでも、
我々一般脱獄ユーザー(というのも変だが)にとっても安心材料が増えたと言えるだろう。
記事は以上。