テスラのイーロン・マスクCEOが暴露「AppleがEVを作っているのは”公然の秘密”」

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AppleがEV開発を行っているのは、もう殆ど紛れもない事実のようだ。

イーロン・マスク「AppleがEV開発を行っているのは公然の秘密」

最近テスラのイーロン・マスク(Elon Musk)CEOがイギリスのBBCの取材を受けた際に、AppleがEV(電気自動車)を開発していることについて何らかの情報を得ていないかという質問に対し、これは業界の中では既に”公然の秘密”だとし、Appleは既に大量のEVの開発に関わる人材を雇用しているという。

マスクは「もし1000人以上のエンジニアをプロジェクトに参加させているのであれば、この秘密を隠し通すのは容易なことじゃない」とし、Appleも特にこのプロジェクトとして重視していることを明かし、「これは公然の秘密なんだ」としている。

 

EVの開発への参入は参加、しかしそんなに簡単なことではない

マスクCEOは更に、テスラはどの会社がEV業界に入ってきても歓迎だとしているが、野心に溢れるこれらの会社に対して、EVを開発するのは「非常に難度が高い」と警鐘を鳴らしている。インタビュアーがAppleのEVがテスラにとっては脅威とならないかという質問をしたときは、マスクCEOは直答を避け、Appleは人々の注目を集めるEVを開発するだろうとしており、その理由として「それはとても当たり前のことだから」としている。

「テスラは世界で最も魅力のあるEVを作り続ける。それは我々の目標でもあり、同時に我々も他の会社がEVを開発するのを助けたい」ともマスクCEOは述べ、EV業界全体の発展を願っていることを明らかにした。

Elon-Musk_tesla

 

Appleが自動車業界の人材を集めて研究を進めていることも公然の事実

マスクCEOは以前、Appleが自社のEVのプロジェクトのために、テスラから大量の人材を引き抜いたことを指摘している。この二社が人材リソースを奪い合っていることで、ある種無形の競争関係を生み出してしまっている。またそのことが昨年の10月の、マスクCEOの「アップルはテスラのゴミ捨て場(テスラでいられなくなった人材だけがアップルに流れているという意味)」という失言を導いてしまったほどだ。その後マスクCEOはすぐに、「私はAppleを嫌っているわけではない、Appleは偉大な会社だ、Appleも多くの天才的な従業員を抱えている。私は彼らの製品が好きだ。そして彼らがEVを研究開発していることを歓迎する」とフォローしている。

噂によれば、Appleのコードネーム”Project Titan”とされるEVのプロジェクトは2019年に完了するものとみられる。メディアの報道だけでなく、事実Appleは自動車業界からエンジニアや研究者を集めており、テスラ、フォード、GM、クライスラー、フォルクスワーゲン、サムスン等の会社から多くの人材を引き抜いていることも知られている。

またこれまでAppleが自動車業界について研究している証拠も増える一方だ。去年Appleがサンフランシスコのベイエリアにある自動運転自動車テスト基地GoMentumのスタッフと接触していることも知られている。AppleのエンジニアFrank FearonがGoMentumのスタッフに、場所の使用時間と他の使用者との協力方法を知りたいという主旨で連絡してきたという。

 

ドメインも登録、ますます固まるAppleのEV開発の証拠

また当ブログでもお知らせしたとおり、Appleは既に3つのクルマに関わるトップドメイン、apple.car、apple.cars及びapple.autoを取得していることも公然の事実となっている。Whoisのドメインサーチサービスを見れば、1月8日にドメインの情報が更新されており、昨年12月にAppleはレジストラのMarkMonitor Inc.を通じてこれらのドメインを登録したことがわかっている。ただし現在のところまだこの3つのドメインはアクティベーションされていない。

記事は以上。

(記事情報元:TECH2IPO

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