Appleの版権意識が異常に高いのはよく知られていることだが、その出願特許の範囲は製品だけではなく、その製品を売るApple Storeにも及んでいることをご存じだろうか。
最近香港の特許局(專利局)が、Appleが出願し取得した8つの新しいApple Storeのディスプレイ用テーブルのデザイン特許(意匠特許、意匠権)を公開した。具体的にいえば、これはApple Watchのディスプレイテーブルのために出願された意匠特許で、テーブル上にはApple Watchに対応した切れ込みが入っていて、ガラスで覆われている。そう、既に皆さんがApple Storeで見ておなじみのあのテーブルだ。
今回香港の特許局が公開した資料によれば、今回申請された意匠は主に2種類の違うタイプのテーブルによって成り立っており、しかもそれぞれ白黒とカラーで色分けされている。意匠の書類ではテーブルの具体的なサイズについては明らかにされていないため、白黒とカラーの色分けされたデザインに同違いがあるのかを知ることができない。
Apple製品のファンは、これらのテーブルの形を見ても、目新しさを感じないはずだ。そう、上記の通りこのテーブルは既にApple Storeに存在するからだ。なお、Apple Storeでなくても、プレミアムリセラーなどでもこのテーブルを見ることができる。そして、中国などではニセモノのApple Storeでもこのようなテーブルを見ることができたりする。。それを抑えるためなのだろう。
小売りの神様のような元バーバリーのCEO、アンジェラ・アーレンツがAppleに入社して上級副社長となって以来、新しいApple Storeのデザインには余念がないようで、新しいデザイン概念が世界中のApple Storeに採り入れられつつある。
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(記事情報元:Patently Apple)