発売開始は年末?次世代【iPhone 8】、良品率が低すぎ1〜2ヶ月量産開始遅れか

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次世代【iPhone 8】の量産への道は平坦ではないようです。。既に小規模なテスト生産を終えた段階で量産を停止せざるを得ない状況に陥り、Appleは気がせいてイライラしていることでしょう。

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台湾のDigitimesの報道によると、中国語ニュースのEconomic Daily News (EDN)からの情報として、iPhoneの組立を担当しているホンハイ(鴻海=フォックスコン・富士康)やペガトロン(=和碩)が、次世代【iPhone 8(iPhone Edition、iPhone X、iPhone Proとも)】のテスト生産を中止したとのことです。そして【iPhone 8】に関する生産ラインは再度最初から調整されるとのことで、その理由はこの端末の良品率が低すぎるからということです。なぜ良品率が下がったかというと、そこには3つの理由があるようです。1つはAppleが要求する品質が高すぎること、2つ目はコア部品の欠品、そして最後の3つ目は今回の新型iPhoneは変化が非常に大きいため、導入される新技術が多すぎる、ということに起因するようです。

上記のDigitimesでは、iPhone 8の量産版は既に生産が中止となっており、これに関わる製品ラインも2〜3ヶ月の調整が必要と強調されています。つまりこの新機種の量産はどんなに早くても今年の11月からになるというのです。そうなると、実際の販売開始は、輸送や店舗の準備などの準備期間を考慮に入れると更に後ろに伸びてしまう可能性が高くなってきました。

Economic Daily Newsの取材に対して、ホンハイやペガトロンは公式にコメントをしていませんが、内部情報に詳しい人物によると、彼らは新機種の良品率(歩留まり)を上げることに努力しているとのことです。iPhone 8の製造が非常に困難であることは既に業界内では有名な話で、Appleのサプライヤーとなっている多くのサプライヤーも、この新機種に関する部品がAppleの標準に達していないことを漏らしており、短時間内でそれを改善するのは不可能だとコメントしています。

ちなみに【iPhone 8】はAppleの組立委託先(ODM)の中で最大のフォックスコンが95%の量を受注していて、【iPhone 7s/7 Plus】については小規模の受注となっているようです。また2番手のペガトロンが65%の【iPhone 7s】、そして3番手のウィストロンが5.5インチの【iPhone 7s】を主に受注した、という情報があります。

このような状況の中で、Appleは現在iPhone 7/7 Plusの後継機となる【iPhone 7s/7s Plus】の製造に集中しているようです。この2機種についても量産は順調ではないものの、【iPhone 8】に比べればずっと楽だと言うことです。iPhone 7sについてはペガトロンで小ロットでの量産は既に開始されており、8月から本格的に量産されるということで、【iPhone 8】が販売される前の空白の期間を、この【iPhone 7s/7s Plus】によって埋めるというのがAppleの方針のようです。

記事は以上です。

(記事情報元:Digitimes

 

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