Apple、VPNベースの広告ブロックアプリをApp Storeから取り下げか

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Appleが一部のアドブロッカーアプリ(サードパーティアプリの中で広告をブロックするように設計されているもの)を整理し取り下げるようです。

AdBlock

これらのAppleからアプリの中で、AdBlockが代表的なもので、このアプリを作っている会社は他にもWeblockやAdmosphereという2つのアプリも作っていますが、これらも今回の取り下げの対象となるようです。同社がVPNベースのAdblockをApp Storeに更新申請を出したときに、Appleの審査グループに拒絶されたようです。そしてAppleから、もう二度とVPNベースの広告ブロックアプリの新規アップロード、及び更新版のアップロードを許可しないことを伝えてきたといいます。

また同社は、AppleよりiOS 9から導入されたSafariのコンテンツブロッカーがAppleがサポートする唯一の広告ブロッカーであることも伝えられた、とのことです。

これらのAppleの挙動は、Appleの広告に関するポリシーの調整と関係があるとみられています。Apple自社のNewsアプリ(日本では使うことができませんが)で広告機能をフィーチャーしていることから、確かに広告ブロッカーはユーザ体験(UX)の向上には繋がりますが、モバイル広告部門にとっては収入が減るため頭痛の種、というわけです。

昨日、Appleはこれに対して公式なコメントを発表しました。Appleはこれは特に新しい指導方針ではなく、同社はもともとApp Storeの中のアプリが他のアプリの性能や機能に干渉することはもともと認めていないということです。Appleは更に、サードパーティアプリの広告をブロックするアプリについて、これらのアプリが運良くApp Storeにアップロードが完了されたとしても、同社はすぐにそれを取り下げるとしています。そして「私たちはデベロッパがアプリの中で、広告等の方法で収入を得ることをサポートしています」ともコメントしています。

 

小龍的にはこう思った

個人的な見解ですが、Appleの対策は実はアドブロッカーに対するのみではなく、不法な広告アプリも対象になっていると思われます。というのも、実は世の中(特に中国)には同じくVPN等の方式で、他のサードパーティアプリの中に表示される広告の内容を恣意的に変更することが可能な闇アプリが存在しているからです。それらも含めて一網打尽にしたい、というのがAppleの狙いではないでしょうか。

記事は以上です。

(記事情報元:MacRumors

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