Appleの未発表デバイスに関する予言でこれまで比較的正確な情報を出してきた著名なKGI証券のアナリストMing-Chi Kuo(郭銘錤)氏が、次世代iPhoneの10周年記念アニバーサリーモデル【iPhone 8(iPhone Edition、iPhone Xとも)】にはTouch IDが搭載されないと予測していましたが、ここにきてブルームバーグが、内部事情をよく知る複数の人物からの情報として、Touch IDに代わる新しい認証方法の「顔認証」を推し進めるというびっくりニュースを伝えています。
また、その顔認証では数百分の1秒で瞬時に認証が完了する上、特にデバイスを顔の真正面に向けなくても、例えば机の上にフラットにしておくだけでも認証できるそうです。
ただし、ブルームバーグの記事の記者(著者)、Mark Gurman氏でさえ「まだこの新しい機能はテスト中で、次のiPhoneでは実現しないのではないか」と記しているほどです。
確かに、ここまでの急激な変化はユーザに困惑をもたらすでしょう。それに、Apple Payなどの決済の際に必須だったTouch IDの指紋認証はどうなるの、ということを心配してしまう人が多いと思います。とはいえ、有機ELディスプレイの中にTouch IDを一体化させるということが技術的にかなり困難であることは多くのメディアが伝えてきていました。
Appleは電源ボタン(スリープボタン)にTouch IDを搭載する発明特許を取得していることから、正面のファンクションエリア(下部のバーのような部分)に設定されるというバーチャルホームボタンの上にTouch IDを配置するのではなく、電源ボタンに配置されるという代替案があるのかもしれません。
記事は以上です。
(記事情報元:Apple Insider)