Appleがスティーブ・ジョブズ式理念を体現!?ARMのCPUを搭載したMacが2016年に登場するかも

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Intel_Mac_CPU_Apple

ARMのCPUを搭載したMacが登場するという情報がまた現れた。
過去数年来、時々メディアでApple(アップル)はMacのCPUに関してIntel(インテル)からARM陣営に切り替えるという噂が聞こえてきていた。
そして最も誇張されていたのが、フランスのウェブサイトがApple内部からの情報としてARM版Macが今年の7月頭に行われたWWDCにおいてリリース発表されるというものだったが、結果的にそれはさすがになかった。
ではARM版のMacは一体いつ来るのだろうか?BeOSの創始者で、Appleの元幹部でもあるジャン・ルイス・ガセー(Jean-Louis Gassée)がそれについて最近意見を述べている。

MacにARMのCPUが採用されるのは早くて2016年?

Appleが順調に自社のデスクトップやノート版のMacにARMのCPUを搭載するかについて、
元Apple社員としてそれが気になる彼は、彼自身の考え方が変わったという。
ガセーはAppleは最速で2016年にARMのCPUを搭載したMacを販売するという。
これまでのアナリストや業界の予測と異なるところは、ARM版Macの出現は、「”ジョブズ式”のAppleの理念の体現」だとしているところだ。

ARMの採用はAppleのジョブズ式理念の体現だとされる理由

ガセーはその理由として、Appleの共同創業者で前CEOの故スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)はこれまでずっと、Appleは全ての製品の領域にわたって自社のテクノロジーの発展の全ての進捗や歩みをコントロールできるようになると信じており、また彼がAppleのCEOの時代には実際その方針を経営上で実行していたという。
ジョブズは残念ながらこの世を去ってしまったが、彼自身の上記の理念はAppleにもまだ残っているという。例えばAppleが今年のWWDCで発表したSwiftなども、Appleが自分で開発したプログラム言語だった。

ガセーはiOS製品(iPhone、iPad等)の2016年のA10チップは本当の意味での”デスクトップ級”のCPUとなると考えており、その時にはAppleは十分なテクノロジーをもってMac生産ラインにメスを入れるだろう、としている。
そう、x86からARMへの乗り換えだ。

まとめ:ARM版Macはもちろん確定情報ではないが、Appleが調達に競合を用意している可能性は十分ある

もちろんこれは確定した情報ではないし、ジャン・ルイス・ガセー自身の情報が間違いないという訳ではない。
ガセーなだけにガセーネタ、なんちゃって。。

私自身メーカーで製品の調達をやっていたため予測できるが、Appleの調達は必ず競合を用意することで価格的にも品質的にもサプライヤーを競争させているのは間違いなく、IntelもMacへのCPUの供給が止まると大変厳しいことになることから、Appleがこのような噂をちょろちょろと戦略的に流していることも考えられる。
もちろん、Appleはそんな姑息な手段は使わないかもしれないが。

記事は以上。

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