今月末に発表される予定の新型iPad Proには、Apple自社設計のGPUが搭載か

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Appleの秋の2度目の新製品発表イベントが10月30日にニューヨーク州で行われようとしています。BloombergのMark Gurman氏が、とあるニュースソースからの情報として、今回の新製品発表イベントでは新型iPad Pro、13インチMacBook、そしてMac miniのアップデートが行われるとしています。

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新型iPad Pro

Appleは3年前の2015年に初めてiPad Proをリリースしましたが、これまでの報道によると、今年の新型iPad ProはiPhone Xのデザインを反映し、ディスプレイは全画面表示になってベゼルをかなり狭めた設計になっているため、従来のiPad Proよりはサイズが小さめになっているようです。

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また全画面になっているためホームボタンは廃止され、iPhone X/XS/XRと異なり横向きでの認証にも対応したFace IDが導入されるということです。Gurman氏はディスプレイは有機ELディスプレイ(OLED)ではなく、液晶ディスプレイ(LCD)になるとしています。またLightningコネクタが廃止されてUSB-Cコネクタとなり、iOSデバイスとしては初めてのUSB-Cコネクタが導入されるということです。外観側面については少し角張ったデザインとなって、往年のiPhone 5や5s、SEなどを彷彿とさせるデザインとなるようです。

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GPUはApple自社開発のもの?Imagination社からの移籍組によるものか

そして気になる新型iPad Proの内部ハードウェア仕様としては、iPhone XSシリーズ/XRに搭載のA12 BIONICを更に性能を向上させたA12Xチップになるものとみられ、氏名を明かさないことを条件に情報を暴露した人物によると、今回初めてAppleが自社設計したGPUが新型iPad Proに搭載されるということです。GPUの性能がどれほどのものになるかはわかりませんが、iPad Proほどの大画面で解像度の高い描画を実現するためには相当なスペックが要求されると思われます。

なお、Appleは初代iPhone(iPhone 2G)から2016年のiPhone 7シリーズまでは、イギリスのImagination Technologies Group(以下Imagination)のGPUを購買してきましたが、2017年に購買を停止したため、大きくAppleに依存してきたImaginationはその影響をもろに食らって全社売却にまで追い詰められ、多くのスタッフがAppleに移籍しています。ちなみに同社の2016年度の総売上高(1億2000万ポンド)の過半(6070万ポンド)がAppleからのライセンス料でした。その後、Imaginationの会社自体は中国政府系のファンド、Canyon Bridgeに買収されています。Imaginationは2008年、GPU「PowerVR SGX」のIP(Intellectual Property)をAppleにライセンスしたと発表しているため、AppleはiPhoneにはずっとImaginationのライセンスを受けたGPUを使っていたことになります。

実はiPhone X/iPhone 8シリーズから既に自社開発のGPUが使われているともいわれていますが、Appleは対外的にはそのことを大きく発表していないのは、上記のような事情があるからかもしれません。Imaginationは身売りする前に、Appleが他社(特にImagination)の権利を侵害することなく自社開発することは不可能だろうと主張していました。とはいえ、人材がAppleに入っている以上、Appleは自社開発する力を持っているのは間違いなく、資金力はもちろんあります。ImaginationがCanyon Bridgeに買収された後Canyon Bridgeと取引をした可能性もあります。中国の影響はこんなところにも及んでいるのですね。

新型Apple Pencil – Apple Pencil 2

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他に、iPad Pro関係ではApple Pencilもアップデートされるということです。詳細については不明ですが、初代のApple Pencilは私個人も使っていますが、堅牢化・小型化・携帯性(どこかに止められるような仕様など)が求められます。

新型13インチMacBook

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更に10月30日の発表イベントでは13インチMacBookもリリースされると噂されていますが、こちらもベゼルがかなり削られる設計になるようです。MacBookかMacBook Airの後継機種になるのは間違いないでしょう(それぞれアップデート版がリリースされるという情報もあります)。

新型Mac mini

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Mac miniについてはプロユーザ向けのアップデートとなるということで、ハードウェア仕様の大幅なアップデートが望まれます。今回アップデートされると、4年ぶりのアップデートということになりますが、メモリやSSDなどの拡張性がどれだけ確保されるかが注目されます(最近の傾向では殆ど拡張性がなくなるとは思われますが。。)。

その他のデバイス

他にも、iPad mini、iMac、iMac Pro、Mac Pro、AirPower、AirPods(AirPods 2)などのアップデートがあるのではないかという予測もありますが、一体どうなるでしょうか。当ブログでも10月30日のイベントについてはリアルタイムでお伝えしていきたいと思います。

個人的にはiPad Pro 10.5インチを買ってしまっているので今回のiPad Proはパスしようと思いますが、MacBookと、AirPowerのアップデートが気になります。。皆さんはどのデバイスが気になるでしょうか?Mac miniやiPad miniなどは注目が集まりそうですね。

記事は以上です。

(記事情報元:BloombergEE TimesITmediaNEWS

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