iPhone 12とiPhone 12 Proは10月23日から配送される予定ですが、Twitterの中国人リーカー、@有没有搞措 氏がなんと既にiPhone 12を分解した画像を公開しています。また、YouTubeではHic Techによって、開封の儀から分解までの動画が公開されています。
iPhone 12 分解画像はこちら
iPhone 12 pic.twitter.com/4lXm6cs7G3
— 有没有搞措 (@L0vetodream) October 21, 2020
iPhone 12 分解動画も!!
そしてもっとすごいのが動画です。YouTubeではHic Techによって、開封の儀から分解までの動画が公開されています。色はブルーですね。
字幕が中国語なので、重要部分を日本語で解説してみます。
▼まずこれまでと大きく違うのが基板が左側になっていること。従来のiPhoneの基板はほぼ右側にありました。というわけで、ディスプレイの開ける方向は左からというわけです。これまでと全く違いますね。
▼ディスプレイパネルには100%フレキ基板とケーブルが使用されています。
▼見た目でもはっきり分かるほど、iPhone 11と比べても薄く軽いディスプレイとなっています。その代わり、値段は高くつきます。。
▼リアカメラはiPhone 11と比べると大きさはほぼ変わらず。ただ、配線の位置などが違います。
▼SIMカードスロットはiPhone 11と同様、独立スロットを採用。SIMカードスロットの位置はかなり下の方(画像では上下逆になっているので上)になっていますね。
▼ロジックボード(メイン基板)は、L型の異形基板となっていて、2枚のボードを重ねた設計になっています。また基板そのものの大きさも、画像の通り左のiPhone 11のものと比べて右のiPhone 12の方は免責がかなり大きくなっています。これは5Gへの対応が大きく影響していると思われます。
▼スピーカー部品は、上がiPhone 12用、下がiPhone 11用ですが、11に比べ12は面積が小さくなっています。
▼Taptic Engineもスピーカー部品と同様、iPhone 12用がiPhone 11用よりもかなり小さくなっていますね。
▼Face ID用の顔認識用センサー部品は、iPhone X以来殆ど変わっていないということです。
▼iPhone 12用のバッテリー容量は噂通り2815mAhで、iPhone 11の3110mAhに比べると10%減少しています。製造元は台湾の新普科技となっていて、従来のiPhoneバッテリーのメイン購買先(サプライヤー)の深圳德賽(Shenzhen Desay)以外にもサプライヤーを増やしているということがわかりますね。
▼iPhone 12のリアカメラのフラッシュ部品は独立した配線となっています(これまでは他のカメラの配線と一緒になっていた)。
▼ワイヤレス充電コイルの下には磁石が配置されています。ただ、これは電磁石なので間違えないように。。常に磁力を持っている磁石なわけではなく、通電しているときのみ磁力が発生します。
▼これがiPhone 12の一家全員の家族写真です。。みんな揃ってハイチーズ、ということでオチがつきました。
これらの分解に使われたiPhone 12の端末は、恐らく小売か卸しなどの店舗向けに届いていて、まだアクティベーションしていない機体ではないかと思いますが、真相は不明です。
記事は以上です。