Appleは日本時間本日2020年10月21日未明(午前2時頃)に、iPhone用OS、iOS 14.1及びiPad用OS、iPadOS 14.1をリリースしました。一つ前のバージョン、iOS/iPadOS 14.0.1リリース(9月25日)から1ヶ月近く経った後でのリリースとなり、iOS 14.0.1は比較的長く持ったOSとなりました。
今回は小数点1桁アップデートとなり、機能改善とバグ修正がメインと書いてありますが、殆どがバグ修正に終始している感じがします。
iOS 14.1アップデートの内容・修正点、リリースノート
AppleはiOS 14.1のアップデートのリリースノートで、以下のように記しています。
iOS 14.1には、iPhone用の機能改善とバグ修正が含まれています。
- iPhone 8以降の“写真”で10ビットHDRビデオの再生と編集に対応
- 一部のウィジェット、フォルダ、アイコンがホーム画面に縮小表示されていた問題に対処
- ホーム画面でウィジェットをドラッグするとフォルダからAppが削除されてしまうことがある問題に対処
- “メール”で一部のメールが誤ったエイリアスから送信されていた問題を修正
- 着信時に地域情報が表示されないことがある問題を修正
- 一部のデバイスで拡大表示モードと英数字のパスコードを選択すると、ロック画面の緊急電話ボタンがテキスト入力ボックスと重なってしまうことがある問題を修正
- アルバムまたはプレイリストの表示中に、一部のユーザで曲のダウンロードやライブラリへの追加ができないことがある問題に対処
- “計算機”でゼロが表示されないことがある問題を修正
- ストリーミングビデオの再生開始時に解像度が一時的に低下することがある問題を解決
- 一部のユーザでファミリーメンバーのApple Watchが設定できなくなっていた問題を修正
- “Apple Watch” AppでApple Watchのケース素材が誤って表示されていた問題を解決
- “ファイル” Appで、一部のMDM管理のクラウド・サービス・プロバイダによるコンテンツが誤って利用不可として表示されることがある問題に対処
- Ubiquitiワイヤレス・アクセス・ポイントとの互換性を改善
一部の機能は地域やAppleデバイスによっては利用できないことがあります。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
iPadOS 14.1アップデートの内容・修正点、リリースノート
AppleはiPadOS 14.1のアップデートのリリースノートで以下のように記しています。
iPadOS 14.1には、iPad用の機能改善とバグ修正が含まれています。
- 12.9インチiPad Pro(第2世代)以降、11インチiPad Pro、10.5インチiPad Pro、iPad Air(第3世代)以降、およびiPad mini(第5世代)の“写真”で10ビットHDRビデオの再生と編集に対応
- 一部のウィジェット、フォルダ、アイコンがホーム画面に縮小表示されていた問題に対処
- “メール”で一部のメールが誤ったエイリアスから送信されていた問題を修正
- アルバムまたはプレイリストの表示中に、一部のユーザで曲のダウンロードやライブラリへの追加ができないことがある問題に対処
- ストリーミングビデオの再生開始時に解像度が一時的に低下することがある問題を解決
- “ファイル” Appで、一部のMDM管理のクラウド・サービス・プロバイダによるコンテンツが誤って利用不可として表示されることがある問題に対処
一部の機能は地域やAppleデバイスによっては利用できないことがあります。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
iOS/iPadOS 14.1の主な変更点
今回は小数点1桁アップデートということで、機能改善・追加があるはずなのですが。。
今回目立ったところでは、iOSもiPadOSも共に機種を上位機種に限定した上で“写真”アプリで10ビットHDRビデオの再生と編集に対応、というところ以外は全てバグ修正になっているようですね。
それよりも、物理デュアルSIMを使っていて、片方のSIMの電波が弱いところに入ったあと移動しても電波が復旧せず、再起動しないと治らないという問題がiOS 14にしてから、iOS 14.0.1でも引き続き発生しています。Twitterのユーザからは、iOS 14 betaから同様の問題が発生しているという連絡を受けています。この問題も修正されているとよいのですが。。iOS 14.0.1でも修正されていなかったので期待薄かもしれませんね。。
Appleは他のOSの新バージョンもリリース
同時に、Appleの他のOSも新バージョンがリリースされていると思われますが、確認してから掲載していきます。
watchOS 7.0.2
バグの修正があるようで、バッテリーの減りが早くなる問題に対処しているようですので、アップデート必須ですね。確かにwatchOS 7にしてから、前のバージョンのwatchOS 7.0.1まで、バッテリーの減りがすごく速くなりました。今日watchOS 7.0.2にしてからは、本日も減りが少ない気がします。気のせいかもですが。
watchOS 7.0.2には、以下の改善とバグ修正が含まれます:
- バッテリーの減りが早くなることがある問題に対処
- “心電図” Appを利用可能な地域で一部のユーザが“心電図” Appにアクセスできなかった問題を解決
一部の機能は地域やAppleデバイスによっては利用できないことがあります。ソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
アップデートはOTAで可能
iOS 14.1/iPadOS 14.1へのアップデートは、端末の設定>一般>ソフトウェアアップデート、或いはiTunesから可能です。なお、アップデートパッケージのサイズは小数点1桁アップデートのため、500MB〜300MBと少し大きめですが、一昔前に比べたらかなり小さくなっています。
アップデートにかかる時間はデバイスやネットワーク環境などによって変わりますが、アップデート実行中には作業ができなくなるので、できるだけ時間に余裕を持って行いましょう。また、安定したWi-Fiが入るところで充電をしながら行うのが確実です。一番いいのは寝る前にダウンロードして、その後インストール(アップデート)指示をしておくことですね。
iPhone 12シリーズ/iPhone SE 2/iPad Air 4/iPad 8用を含む、iOS 14.1/iPadOS 14.1オリジナルファームウェアのダウンロードはこちらから
最新の【iPhone 12 mini/iPhone 12/iPhone 12 Pro/iPhone 12 Pro Max/iPhone 11/iPhone SE 2/iPad Air 4/iPad 8】用も含め、iOS/iPadOS 14.1のファームウェア(OFW)のダウンロードリンクはこちらです(順次アップデート予定)。
基本的にはiOSは最新バージョンにしか復元できないようになっていますが、先にファームウェアをダウンロードしておいて複数台をアップデートする、或いは一つ前のiOSでSHSHが発行されているバージョンへのダウングレードやバージョン維持復元の用途でお使いいただけると思います。
記事は以上です。