4月10日に試着が始まったApple Watch(アップルウォッチ)。
MacRumorsの報道によると、同サイトの読者Louisさんによって、Apple WatchのApple Storeでの試着の際に、ベルトを外したあたりに、プロトタイプにあったとされるApple Watchの隠し診断ポートが依然として存在していることが判明した。
■試着用Apple Watchのベルト装着部に隠された診断用ポート
今年3月に、TechCrunchによって初めてこの診断用ポートの存在は伝えられていた。当時の報道では、このポートはスマートウォッチの周辺機器用との接続のために使われると考えられていた。しかし当然ながらApple公式からはこのポートの存在のことは一切語られていない。
Louisさんは試着の際Apple Storeの店員にこのポートのことを質問したが、よくわからないという回答だったという。アメリカの有名なアップル関連ブログ”Darlin Fireball”の著者、ジョン・グルーバー(John Gruber)によると、彼に渡された評価用のApple Watchにも同様のポートがあったが、既に塞がれていたという。
画蛇添足 One More Thing
この診断用ポートは、プロトタイプで使われていたデータ伝送やテストモード用のポートだろう。もちろん、製品版には影も形も存在しないのではないかと思われる。しかしプロトタイプを既に公式リリースが発表された後も試着用に使っているということは、デザインがかなり前から固まっていたことがわかる。
ちなみにアップルストアにある試着用Apple Watchは、電源を入れることはできるがデモ用の画面しか動いておらず、実際に操作することはできない。香港のアップルストアでは、ものによってはバッテリーが切れているものもあった。
しかしApple Watchについては私も試着レビューを書いているが、店員にいろいろなことを聞いても、最終的には「Appleから実はまだそれほど詳細な説明を店員も聞いていないので、いずれ製品のデビューとサードパーティのアプリが充実したらいろいろなことができるようになるでしょう」という回答しか得られないことがあった。
秘密主義とも違うような、なんだか社内でも混乱しているような印象も受けたApple Watch。
まずは手に入れてから、色々書きたいと思う。
記事は以上。
(記事情報元:MacRumors)