Apple陣営に、ますますファッション業界から精鋭が集まっている。
9to5Macが、米Apple(アップル)社が、世界でも著名な超一流ブランド「イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)」の欧州地区社長で小売担当責任者だったキャスリン・モニエ(Catherine Monier)を引き抜いたとしている。
キャスリン・モニエは既に今週初めに同社を退職しており、数週間以内にAppleでの仕事を開始すると伝えられている。
ポール・ドヌーヴによる差し金の可能性も。iWatchの販売が近いため、そのブランド力強化に一役買うかも?
Appleは昨年イヴ・サンローランの元CEOポール・ドヌーヴ(Paul Deneve)を雇用しており、今回のキャスリン・モニエの引き抜きはポール・ドヌーヴによる提案ではないかとも考えられる。
ポール・ドヌーヴは昨年から「ある特別なプロジェクト」のためにAppleのCEOティム・クック(Tim Cook)の直属で仕事をしているとしており、情報によれば、ポール・ドヌーヴはApple社内で戦略を担当するチームを率いている。また特にAppleのリテールストア(小売店)で最も時期に合って耐久度の高い製品を販売する提案を行っているという。
キャスリン・モニエがそのチーム加わることは偶然の一致ではなさそうだ。というのもAppleは現在ウェアラブルデバイス・スマートウォッチの「iWatch」を開発しており、その新しいデバイスをブランド化するためにAppleはファッション業界からの経験豊富な優秀な人材を集めているからだ。
Appleに集まる世界の超一流ブランドの精鋭たち
これまでAppleがファッション業界から雇用・引き抜きを行ったのは元バーバリー(Burberry)のCEOアンジェラ・アーレンツ(Angela Ahrendts)を初めとして、同じくアンジェラ・アーレンツがCEOの時代のバーバリーでソーシャルメディア営業責任者を勤め、その後ナイキ(Nike)でもソーシャルメディア戦略を担当したムーサ・タリク(Musa Tariq)も引き抜いている。
このバーバリーの2人と、上記のイヴ・サンローランの2人の2コンビでiWatchのブランド化は更に鬼に金棒ということになりそうだ。
もちろんデバイスの完成度次第だが!
記事は以上。