米国テキサス州のInnovative Display Technologies(以下略称IDT)社は先日、
Appleを相手取って訴訟を起こした。
その理由とは、Appleの全てのデバイスに使われているLCDディスプレイ製品が、
自らが所有する技術特許を侵害するというのだ。
IDTは起訴状の中でAppleは全部で7項目の特許を侵害しており、
これらの特許は全て同様に「発光パネルの組み立て技術」という題名であるという。
ではこのIDTとはどんな企業なのだろうか。
裁判所は既にこの原告がAcacia Research Groupに所属する会社であることを発見している。
そして実はこのAcacia Research Groupというグループは、
テクノロジー業界の中で8番技術特許に関する8大「特許ヤクザ企業」の1つである、
と2012年にアメリカのメディアの中で評価されているやり手の連中なのだ。
つまりAppleが今回相手にするのは一般的なたかり企業ではないわけで、
かなり予想外の面倒を呼び込む訴訟となってしまいそうだ。
その特許ヤクザ企業IDTは起訴状の中で、
今回の訴訟の対象範囲として、
・デスクトップPC(iMac)
・ノートPC(MacBook Pro、MacBook Air等)、
・LCDディスプレイ
・携帯電話(iPhone5s等)
・ミュージックプレイヤー(iPod Touch)
・タブレットデバイス(iPad等)
とAppleが販売する全てのLCDディスプレイを搭載するデバイスとしている。
そしてIDTがAppleが求める賠償は、3倍の特許侵害費用。
この特許ヤクザ企業の決心のほどがうかがえるではないか。。
Appleがどのような対抗手段に出るか、
また最終的にどのような判決になるのかが非常に気になるところ。
記事は以上。