Appleの最新iPhoneであるiPhone5sとiPhone5c。
iPhone5sは3色、iPhone5cは5色展開で、
これまでiPhoneは2色だけの展開だったときと比べると、
圧倒的にカラーバリエーションが増えたといえる。
では、どの色が人気色なのだろうか?
アメリカのConsumer Intelligence Research Partners(CIRP)の最新の色に関する調査によると、
iPhone5sはスペースグレイが一番人気なのだそうだ。
そしてその次がシルバーで、ゴールドが最下位と言うことだ。
この調査結果はゴールドとシルバーが深刻な供給不足であることを除いたとしても、
これまで圧倒的な人気と言われていたゴールドが人気がないということにはちょっと驚かされる。
実際の数字を見ても、iPhone5sはやはりスペースグレイがシルバーやゴールドに比べて圧倒的に多く売れているのは間違いないようだ。
上の円グラフでiPhone5sを見ると、
その割合は、スペースグレイが43%、シルバーが30%、ゴールドが27%となっている。
もちろんAppleの供給問題もあって、
スペースグレイだけ店舗に在庫があってそれを買わざるを得なという状況が続いているので、
これが消費者の色の趣向の全てを表しているとは言えないだろう。
しかし以前の白黒2色だった頃のiPhoneの色人気調査によると、
消費者はやはり黒の方が好きだという割合が多く、
スペースグレイは黒の改良版と考えればやはりスペースグレイに人気が集まるのは妥当と考えていいだろう。
それよりも、供給問題がそれほどないiPhone5cの色別売上比率こそ、
完全に消費者の色に対する好みを反映していると言えるだろう。
一番人気はブルーで、全体の27%を占める。
続いてホワイトが25%、グリーンが21%、ピンクが20%と続き、
これら4色がそれなりに拮抗している状態と言える。
しかし事前の下馬評では一番人気と目されていたイエローが最も人気がなく、
7%のユーザーしか選択していないのはちょっと意外である。
上記はiPhone5sとiPhone5cの発売1ヶ月後、
400名の消費者に対してのアンケート調査で明らかになったものだ。
なお、性別における色の好みの差を見てみると、
面白い結果が出てくるようだ。
上の棒グラフを見ると、
iPhone5sについては女性はシルバー、男性はスペースグレイが好きという傾向があるようだ。
ゴールドに関しては男女ともにあまり差がない。
iPhone5cに関しては、男性はホワイトとブルー、女性はピンクが好きという結果になったようだ。
予想通りといえば予想通りか。
ゴールドやシルバーの供給が安定したところで、
もう一度統計を取ってもらったらもう少ししっかりした結果が出るかもしれない。
それから、各国の色の好みの違いという比較も見てみたいものだ。
記事は以上。