Appleにとってはちょっと迷惑?ジェブ・ブッシュ、Apple Watchをオバマケアと比較して絶賛

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Cult of Macによると、米国の前フロリダ州知事のジェブ・ブッシュ(John Ellis Bush、ジョージ・パパ・ブッシュ大統領の息子でジョージ・ジュニア・ブッシュ大統領の弟、来年大統領選挙に出馬するとみられている)が、アリゾナ州フェニックスにて、最近オバマ大統領がサインした所謂”オバマケア(Obamacare)”といわれる米国の皆保険制度と比べて、彼個人としてはApple Watchのアクティビティ追跡やヘルスケア機能の方が好きだと漏らしたという。

Jeb_Bush_is_in_love_with_Apple_Watch

メディアに公開された写真を見ると、ジェブ・ブッシュが腕の上で操作しているのはApple Watchで、しかも黒いタイプ(Sport版の黒アルミニウムか、無印Watch版の黒ステンレス)で、黒いバンドのタイプだ。恐らく会議中にヘルスケアのソフトウェアについて話題が出たのではないかと思われる。

Apple Watchのユーザはワークアウトアプリで、日々の運動を記録できるだけではなく、アクティビティアプリで経っている時間やカロリー消費、運動量についてのアドバイスを受けることができる。これによってユーザは毎日の健康に気を遣うことができ、更に効果的な生活を送ることができるというわけだ。

これと対照的に、”オバマケア”と呼ばれる米国の皆保険制度は、米国の医療体制への監督管理を大規模に整理改良し、国民に対してより安く簡単に医療を受けられるようにするチャンネルを作るというものだ。その中には医療保障制度や医療補償計画の拡大をする条項も盛り込まれており、私営の保険会社に対する監督管理条項も含めた大量の改善が行われる予定だ。既得権益者や保守派にはあまり受け入れられそうもない法案ともいえよう。

ちなみにApple(アップル)はApple Watchを宣伝する時にアクティビティ・ワークアウト・ヘルスケアを目玉機能として売り出しているが、医療との関係については注意深く避けるようにしているなぜならいったんApple Watchが医療の領域と関係性を持つと認定されてしまうと、FDA(アメリカ食品医薬品局)の監督管理を受けなければならなくなるからだ。

画蛇添足 one more thing

父・兄共に大統領という超名門の出身でフロリダ州知事を歴任した政治力の非常に強いジェブ・ブッシュがオバマケアとApple Watchを比較して話したことで、政治的にこのデバイスが医療と結びつけられて考えられてしまうとなれば、Appleにとっては迷惑きわまりない話かもしれない。もしかしたら、Appleは今頃ロビーイングで火消しに必死かもしれない。

ジェブ・ブッシュも兄と同様リップサービスが過ぎたり口を滑らせたりするのがお得意なようで。。(それで最初のフロリダ州知事選挙に落選したりしている)。ただ、政治手腕は大統領になった兄よりも優れているといわれており、「ブッシュ家の最高傑作」とも呼ばれるジェブ・ブッシュ。

今後大統領となった暁には、全力でAppleをバックアップする可能性もある。

記事は以上。

(記事情報元:Cult of Mac

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