タグ・ホイヤーがスマートウォッチのリリースを検討!Apple Watchの強力な対抗馬になるか

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近い将来、スイスのラグジュアリー時計ブランドもスマートウォッチをリリースしてくるかもしれない。

タグ・ホイヤーがラグジュアリーブランドの中でも最速でスマートウォッチをリリース?

その中でも、タグ・ホイヤー(TAG Heuer)は恐らく最も早くオリジナルのスマートウォッチをリリースするかもしれない。まるでスマートフォンのカメラが一部のデジタルカメラにとって脅威となったように、スマートウォッチも伝統的な腕時計メーカーにとって脅威となるからだ。
当然ラグジュアリーブランド、特にタグ・ホイヤーは最後にその脅威を感じるメーカーになるかもしれないが。

タグ・ホイヤーのスマートウォッチは早くて来年3月登場、OSは独自の”RTOS”?

Gizmodoの情報で、Tag-Heuer_SmartWatch

タグ・ホイヤーのとある責任者によると、同社は現在自社オリジナルのスマートウォッチ製品ラインナップをリリースするか検討をしているところで、来年3月のバーゼルフェア(世界最高の時計見本市)で登場させるかどうかについても検討中とのこと。この責任者によれば、タグ・ホイヤーは絶対にAppleのデザインのコピーはしないという(当たり前だ)。ただ、同時にGoogleのAndroid Wearのスマートウォッチの外観のような硬い感じのものではなく、更に自らスマートウォッチのOSを開発するという。そして現在のところそのOSの仮称を”RTOS”としている。

スマートウォッチは単なる腕時計の進化版ではない、開発に時間が必要だ

現状を見れば、スマートウォッチはすぐには伝統的な腕時計の脅威たり得ないようだ。スマートフォンは伝統的な携帯電話の自然な進化版として普及したが、スマートウォッチは伝統的な時計の進化版という単純なものではない。スマートウォッチにはシステムやユーザインターフェイスに天地がひっくり返るほどの変化(イノベーションともいう)が必要だ。現在、市場に出ているスマートウォッチには残念ながら統一デザイン思想を持った製品は存在しない。このゲームにAppleが参入してきたことによって、時計業界はスマートウォッチを重視していくのは間違いない。

しかし彼らにとっても、自らのスマートウォッチを作り出すにはいまだ長い時間を必要とするのではないかと思われる。

画蛇添足

先週9/9の発表イベントで謎のヴェールを脱いだApple Watch。
その発表イベントの直前でAppleのデザイン総責任者で上級副社長のジョニー・アイブ(Jony Ive)がインタビューで”スイスに迷惑をかける”と挑発的な発言をしたことや、その前からタグ・ホイヤーの販売トップをAppleが引き抜くなど、既にAppleとスイスの腕時計業界の闘争は始まっている。

Apple Watchの”でき”についてはともかく、それによってスイスの時計メーカーが刺激されたのは確かだろう。先日記事で書いたHublot(ウブロ)のトップでスイス時計業界では生ける伝説のJean-Claude BiverがApple Watchを特徴がないと一蹴しているが、タグ・ホイヤーが動いたことで他のメーカーも動いてくる可能性があるだろう。

記事は以上。

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