Apple(アップル)社にとってiPhoneの窃盗事件は、
iPhoneの人気が世界で高まるにつれ、
ますます解決しなければならない問題だ。
そういうわけでここ数年来、
AppleのiPhoneに対する盗難防止機能は留まることなく強化されている。
最近米国の特許商標局が公布したドキュメントによると、
Appleは盗難に有効な新しい方法を開発したという。
その方法とは、、iPhoneを操作している人がオーナーかどうかを判断し、
もし異なるようなら端末をロックしたり警告を発したりするというシステムだ。
Appleが米国特許商標局に提出した出願書の題名は「ユーザ行動の情報に基づく識別技術」で、
iPhone以外にもAppleのモバイルデバイスにはこの技術が適用できるといい、
iPhoneを現在操作している人がユーザ本人の個人情報と合致しているかを探り当てるという。
例えばGPS位置情報や、体感データ、歩幅、インプットの手の動きの癖、文字入力における文法の癖や単語語彙の癖、更にはキーボードの好みなどからも本人かどうかを識別できるという。
現在はまだAppleがこの技術を本当に何らかのデバイスに投入するかどうかは不明だが、
現在のところデベロッパー向けにリリースされているiOS8 betaテスト版にはこの機能は搭載されていない。
Appleはこの技術特許(実用新案)を米国特許商標局に今年の1月に出願しており、
発明者はGregory T. LydonとSylvain Rene Yvesの連名となっている。
個人的には上記の情報を収集することは少々プライバシーに踏み込むところであるので、
Touch IDのように情報は外部とは一切遮断されるようになるのが望ましいと思われる。
体感データの違いなどは恐らくiOS8から導入される「HealthKit」のデータを利用するだろうし、
今年秋以降に販売が噂される「iWatch」もそれらのセンサーの役割を果たす可能性がある。
ただ誤断があったときに使えなくなるのが怖い気がする。。
記事は以上。