Mixpanel:iOS 12の適用率が50%を超える、iOS 11を超過し成長ペースも完全に上回る

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Appleは先月18日にiOS 12をリリースしましたが、その適用率(アップデート率)の成長はあまり芳しいものではありませんでした。いずれにせよ、Mixpanelのデータによれば、本日iOS 12の適用率は50%を超え、iOS 11を超えています。

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iOS 12は現在アクティブなiOSデバイス(iPhone/iPad/iPod Touch)のうち、50%を超えるデバイスに搭載されていることになります。iOS 11は50%に達するのに1ヶ月を要しましたが、iOS 12は20日で達成したということになります。

ちなみに3日前の10月5日は46%でした。

iOS 11は非常にバグが多く、また動作も遅くなるという評判から、そのアップデート率は歴代iOSに比べて非常に遅かったこともあり、Appleは方向を転換して、iOS 12はパフォーマンスの改善が主眼に置かれたアップデートとなりました。それによって、特にiPhoneやiPadの旧機種における明らかなスピードアップが体感できます。

iOS 12はiOS 11が動く全てのデバイスで動かすことができ、iPhoneではiPhone 5sまで適用可能です。iOS 12はスロースターターだったのですが、ここ数日一気に適用率が伸び、ここ10日で一気に倍になっています。やはりSNSなどのコミュニティにおける口コミにてパフォーマンスへの高評価が広まっていること、また一部のiPhoneやiPadがスクリーンをオフにした状態で充電できないという問題以外の致命的或いは重大なiOSバグが見つかっていないことも、適用率を押し上げる要因になっていると思われます。

もちろん、iOS 12がデフォルトでインストールされているiPhone XSやiPhone XS Maxの販売が好調なことも影響しているといえるでしょう。

Mixpanelのデータは、Webとモバイルアプリによる分析結果です。新iOSの適用率がApp Storeで分析をしているAppleの公式発表よりも常に高いというのが特徴ではありますが、もちろん大幅な乖離はありませんので、十分参考に値する数字です。そして記事更新現在のところ、AppleはまだiOS 12の適用率の更新をしていません。それに対してMixpanelは毎日更新です。ちなみにAppleの前回の適用率の更新は先月の9月3日で、iOS 11が85%の適用率となったままです。つまり、iOS 12の適用率はまだ一切発表していません。なお、Appleの公式発表ではiOS 11は11月までに50%に達しませんでした。今後AppleはiOS 12適用率が高まってきたところで誇らしげに発表するのではないかと思われます。

そしてiOS 12は今後もその適用率を伸ばしていくと思われます。次のiOS 12.1は、デベロッパ向けのベータ版からみられるメジャーな新機能として、グループFaceTimeや70を超える新しい絵文字などがあり、これらの新機能も多くの人が旧バージョンからアップデートする理由になるでしょう。またAppleはiOS 12をデフォルトで搭載したiPhone XRや新しいiPad Pro(Face ID搭載)などを今月中にリリースすることで、更にiOS 12の適用率は上がっていくものと思われます。

記事は以上です。

(記事情報元:9to5Mac

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