【結局、9月に買えるのか】折りたたみiPhone Ultraの発売時期を整理。2027年延期説は後退、ただし初回分は極少か

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9月9日の発表がほぼ確実視される折りたたみ【iPhone Ultra】ですが、「で、いつ買えるのか」という肝心の点は、報道が割れたままです。2027年への延期説から「9月出荷に遅れなし」説まで、この数ヶ月の情報を9to5Macが整理していたので(9to5Mac)、当ブログでも発表直前の頭の整理をしておきます。
暗い舞台の上でスポットライトに照らされる、半開きの折りたたみスマートフォン1台(イメージ)

報道の流れ。悲観から楽観へ

  • 悲観の起点: Nikkei Asiaが「2027年にずれ込む可能性」を報道。折りたたみ有機ELの歩留まりなど生産面の懸念が理由とされた
  • すぐに否定: Bloombergのガーマン記者が「開発は9月に向けて順調(on track)」と延期説を打ち消し
  • 折衷案: 著名アナリストのミンチー・クオ氏は「発表は9月、ただし出荷は遅れて秋の後半」というiPhone X方式を予測
  • 直近の楽観: 微博の情報アカウントFixed Focus Digitalや財聯社(中国の金融メディア)が伝えるサプライチェーン筋の話では、「9月出荷が遅れる兆候はない」。ただし初回供給は極めて少なく、発売地域が絞られる可能性

まとめると、2027年延期説はほぼ後退し、「9月発表・9月〜秋出荷、ただし極少」あたりに収束しつつあるのが現在地です。ちなみに通常のiPhone 18 Proは9月12日(土)予約開始・18日発売という線が有力で、Ultraがこれに同調するのか、1〜2ヶ月遅れるのかが当日の見どころになります。

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iPhone Xという9年前の前例

クオ氏の言う「iPhone X方式」を思い出しておきましょう。2017年、iPhone Xは9月12日に発表されたものの、予約開始は10月27日、発売は11月3日と、通常モデルから2ヶ月近く遅れました。有機ELとFace IDという新部品の供給が追いつかなかったからです。それでも発表を9月にやったのは、8とXを同じ壇上に並べて「未来はこっち」と見せるため。番外の名前を与えられた特別機を、9月に見せて後から売る。Ultraという命名も含めて、今年の折りたたみはこの9年前の脚本をなぞる可能性が十分にあります。

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「極少」でも地図を塗り替えるという予測

初回分が極少なら商売としては小さいのかというと、調査会社の見立ては逆です。Counterpoint Researchの2026年通年予測を円グラフにしてみます(Counterpoint Research)。
2026年の折りたたみスマホ世界シェア予測の円グラフ。Samsung 32%、Apple 25%、HUAWEI 24%、Motorola 8%、HONOR 3%、その他8%。Appleは参入初年度でいきなり2位の予測(Counterpoint Research)
折りたたみ市場全体が前年比21%成長する中で、Appleは参入初年度でいきなり25%を取り、Samsung(32%)に次ぐ世界2位に付けるという予測です。首位を守るSamsungも、シェアは2025年の40%から32%へ下がる見立て。1機種・発売数ヶ月・極少スタートの新参者が市場の4分の1を持っていくという、Apple以外では考えられない絵です。

折りたたみの本場、中国からの眺め

ここからは中国在住者としての話です。折りたたみという市場は、実は直近の実績ではHUAWEIが世界首位です。2026年第2四半期の世界出荷ではHUAWEIが48%と半分近くを占めました。牽引しているのは中国国内の需要で、私の周りでも折りたたみを広げて商談メモを取るのは、だいたいHUAWEIのMateかPuraです。つまりAppleの折りたたみにとって、最大の草刈り場も、最強の守り手がいるのも、同じ中国市場ということになります。

だからこそ、「初回供給が極少で、発売地域が絞られる」という情報が効いてきます。絞るなら、どの市場を最初に取りに行くのか。折りたたみの本場・中国を初回に含めるのか、それとも様子を見るのか。9月9日の発表では、価格や発売日と並んで、「最初にどこの国で売るか」という一行にも注目してみてください。中華圏イベントページのタグライン「新章」が折りたたみを指すなら、中国を外すとは考えにくい。

あとは、本のように開くこの「新章」の初版が、重版未定の限定本で終わらないことを祈るばかりです。

【9月9日で確定】Appleが発表イベントを正式告知。日本時間は10日午前2時、中華圏のタグラインは「新章」で折りたたみを暗示か

記事は以上です。

(記事情報元:9to5Mac。シェア予測と第2四半期実績は本文中のCounterpoint Research・Smart Analytics Globalのリンク先)

※記事中の画像はイメージです。

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