発表まで2週間を切り、リークの精度が試される時期に入りました。実績のあるリーカーEvan Blass氏が、折りたたみの【iPhone Ultra】をスペースグレイ・ホワイト・赤の3色で描いたレンダリングを公開したのですが、これにBloombergのマーク・ガーマン氏が待ったをかけています。「これらのレンダリングはXiaomiから出てきたものだと聞いている」というのです。

ガーマン氏が言ったこと
- 問題のレンダリングは折りたたみiPhoneを3色で見せるもの。目を引いたのは赤の一枚
- ガーマン氏の指摘は「これらのレンダリングはXiaomiから出てきたと聞いている。折りたたみiPhoneの正しい姿ではないし、赤や緑では出ない」というもの
- 実際の色はスペースグレイ/ブラック系と、シルバー/ホワイト系の2つにとどまる見込み。暗い方はインディゴではないかという説もある
- 公開したBlass氏自身は実績のあるリーカー。作った人と流した人は別、という話になる
なぜXiaomiが未発表iPhoneの絵を持っているのか
ここが今回いちばん面白いところです。中国のスマホメーカーは、競合他社の未発表機を社内で3Dモデルとして起こすことがあります。自社製品の設計やマーケティングの検討材料にするためで、業界では特別な話ではありません。部材メーカーや金型工場が重なっているので、寸法や構造の情報は正式発表よりずっと早く業界内を回ります。
そうやって社内向けに作られた絵が外へ出ると、見た目は完全に「リーク」の顔をしています。実機の寸法をなぞっているので大枠は合っているのに、作った側が想像で埋めた部分だけが間違っている。色や仕上げは、まさにその想像で埋まりやすい部分です。今回の赤はそれではないか、と私は見ています。
もっとも、ガーマン氏自身も「聞いている」という書き方をしていて、Xiaomi由来だと確定したわけではありません。そこは押さえておきます。
実績のあるリーカーでも、上流が汚れていれば外す
この件で覚えておきたいのは、リーカーの信頼度と、その情報の正しさは別物だということです。Blass氏のようなリーカーは自分で絵を描いているわけではなく、どこかから受け取ったものを流しています。受け取った先が汚染されていれば、実績があっても外します。
そして発表直前は、リークの値打ちがいちばん上がる時期です。値打ちが上がれば混ぜ物も増えます。これから9月9日までに出てくる「新情報」は、この2週間がいちばん当たり外れが激しいと思って見るのがよさそうです。
【9月9日で確定】Appleが発表イベントを正式告知。日本時間は10日午前2時、中華圏のタグラインは「新章」で折りたたみを暗示か
2,000ドル超の初代機で、Appleは色で遊ばない
色が2つにとどまる見込み、という話自体は私には納得がいきます。折りたたみは新カテゴリの初代機で、しかも2,000ドルを超える見込みです。Appleがこういう製品で見せたいのは色ではなく、閉じたときの厚みと、開いたときの折り目でしょう。派手な色を出せば、写真の主役がそちらへ移ってしまいます。実物を触らせる前に、色に語らせない。理屈は通っています。
【触った人は絶賛、ただしカメラ以外】折りたたみ「iPhone Ultra」試作機の評判が出てきた。望遠なしの2,000ドル超をどう見るか
とはいえ、赤い折りたたみiPhoneの絵そのものは、正直かっこよかったです。カテゴリが枯れて値段がこなれた数年後、本物が出てくる日が来るかもしれません。。
記事は以上です。
(記事情報元:MacRumors)
※記事中の画像はイメージです。実際の製品とは異なります。
