iOS 27の新Siriに5つの不満、従来版への切り替え方法

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【iOS 27】の新しいSiri AIで、応答の遅さや日常操作の不調が報告されています。9to5Macは利用者の声を5種類に分類・整理しています。複雑な質問への対応が広がる一方、タイマーやアラームなど単純な機能の設定をSiriに安心して任せられるかが課題となっていて、石器時代に逆戻りしたかのような錯覚を覚えます。

音声波形を表示するスマートフォンと腕時計、その横のキッチンタイマーのイメージ
生成AIによるイメージです。実際の操作画面とは異なります。

新Siriで報告された日常操作の不調

9to5Macの報道が挙げたのは、次の症状です。

  1. 呼び出すとエラーが表示され、処理が止まる。
  2. 登録済みのリマインダーやアラーム、ホームのアクセサリの検索に失敗する。
  3. ロック中の使用を許可していても、端末のロック解除を求められる。
  4. 返答までの待ち時間が長く、Apple Watchのタイマー設定でも遅れが生じる。
  5. ヘルスケアのデータ照会など、従来版で使えた機能に制限がある。

これらは利用者の投稿を整理したもので、発生率を調べた統計とは異なります。

Appleはユーザーに対し、端末上の処理とPrivate Cloud Computeの併用をするように案内しています。ただ、今回の個々の処理遅延が全てクラウド処理に起因するのかについては未確認です。原因を絞るには、検索、通信、ロック状態など、操作ごとの条件をそろえた検証が必要となってきます。が、AIは複雑に賢くなればなるほど応答に時間がかかったり、前の処理を忘れてしまったりするのは普段AI組織を使っている私でもわかりますね。

英語のみで提供開始

Appleの英語版ユーザガイドによると、Siri AIはiOS 27以降のベータ機能です。対象はApple Intelligence対応のiPhone 15 Pro/15 Pro MaxとiPhone 16以降。開始時点では英語のみ対応で、端末とSiriの言語を対応言語に設定する条件があります。発表イベントをご覧になっていた方はよくおわかりと思いますが、従来のSiriと、今回報告されている新Siri AIは全く別のものになっています。日本語版ではiOS 27にアップデートしてもまだ従来のSiriしか使えないのが現状です。

日本語版のAppleユーザガイドは、「スクリーンタイム」の「コンテンツとプライバシーの制限」からApple Intelligenceの各機能を制限する方法を案内しています。従来版Siri(Siri Classic)への切り替えについては、英語版で説明されている設定方法を以下に整理してみました。

Siri Classicへ切り替える手順

Apple公式の手順は、おおまかにいうとSiriをいったんオフにしてから従来版を選ぶ、という方法です。以下は英語設定での画面表記に合わせています。

  1. 「設定」アプリで「Siri」を開きます。
  2. 下へスクロールし、「Turn Off Siri」を選びます。確認画面でも同じ項目を選びます。
  3. 「Turn on Siri」を選び、「Siri Classic」を選択します。

これはSiriの種類を切り替える操作で、Siri AIが無効となりますが、また選択すれば使えるようになります。

アラームなどを日常的に使う場合は、Siri AIか従来Siriに切り替え後にちゃんと普段の指示が通るかを確認しておかないと、Siriのせいで遅刻してしまうことになりかねません。そしてSiriのせいで遅刻しました!という言い訳が学校や職場や打ち合わせの相手先やお得意様に通るかどうかは、、私にはわかりません。

小龍的にはこう思った

小龍的には、新しいSiriを評価する際は、複雑な質問に答える能力と、短い指示を確実に実行する能力を分けるのが妥当と考えます。

予定を探したり画面の内容を扱ったりする新機能はありがたいものの、朝のアラームや料理中のタイマーはなどは、さっと動かしたい機能でもあります。正直今の従来Siriでももたつく感じがして、作業していて手放せない場合を除いて、自分で手で設定したほうが早くね?と思うこともあります。これがSiri AIになって更にもたつくのでは、実用レベルではないなと感じてしまいます。

Appleが画面上の認識や個人的な背景を理解するSiriを最初に発表したのは2024年6月10日。今回の報道日である2026年9月20日までを計算すると、日付の差は832日、832÷7=約119週間です。これは最初の構想発表からの経過期間となりますが、2年以上待たせておいてこれ?というのもちょっとあります。

つまり、今月から試した人にとっては新しいベータ版でも、構想を聞いて待っていた人にとってはとても長い月日が経ってしまっているといえます。

AIもそうですが、ソフトウェア・アプリは今の時代はある程度の完成度になったら公開して、多くの人に使用してもらってダメ出しをしてもらうことでどんどんバージョンアップで改善していくのが定石なのに、Appleは2年間寝かせてしまっていて、今中途半端なのがリリースされた形になったといえそうです。Apple IntelligenceのSiri AIはあくまでベータ版だとAppleは言っていますが、だったらもっと早く出した方がよかったんじゃないのかなと個人的には思いますが、ともかく今始まったのは間違いないので、これからの改善に期待しするしかないですね。

もちろん、日本語版が出るのはもう少し先なので、英語版で英語ネイティブな国々の方々にまず苦しんでいただいて(すみません)、ある程度改善したバージョンで日本語版が提供されることを望みたいと思います。

Siri AIを実際に使用する価値があるのは、自分が使いたい機能で実際に手間を減らせる場合に限られます。日常の決まった操作を優先するなら、Siri Classicも選択肢になります。機能の目新しさよりも、いつもやっている指示が最後まで通ることの方が大事です。とはいえもしこれまで手動でやっていた複雑な作業をこなしくてくれるようになるなら、そのあたりはバーターで考えて、単純で簡単な設定は自分の手でやるというやり方もあります。私もClaude CodeやCodex、GeminiやGLMやQwenを使ってAI組織を作っていますが、常に自分の手を動かした方が早い作業でもできるだけAIに任せて、失敗したらもっと確実にできるように厳しくルール設定を見直したりして改善を繰り返しています。

Siri AIもそのような形で「自分好みに育てる」必要があるかもしれません。またAIに「何をやらせないか」を考える必要があるともいえます。AIもまだ万能ではありませんからね。圧倒的に後発のAppleのAIなら、尚更そのような付き合い方をするべきではないかと思います。

関連記事:iPhone Duoは36万4800円、Siri AIほか発表まとめと予想答え合わせ

記事は以上です。

(記事情報元:Appleの発表Appleユーザガイド・新Siriの切り替え

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