あああ、やはり現れましたか。
先日リリースされたiPhone SE 2は、香港版でも期待外れの物理SIM+eSIMによるデュアルSIMで、中国大陸版に至ってはシングル物理SIMという残念な仕様でした。しかしその物理SIM+eSIMによるデュアルSIMを、物理SIM2枚のデュアルSIM仕様(物理DSDS仕様)に魔改造してしまった強者が現れました!
TwitterでこのiPhone SE 2 物理デュアルSIM化実現について投稿したのは、かつてのApple未発表デバイスに関していくつか重要なリークをしてきた中国のリーカー、@有没有搞措氏。
▼まずはこれから。んんんー!どこかで見たような光景ですね。。恐らく十中八九、深圳華強北(世界一の電子市場)ではないでしょうか。なんせ、世界のiPhone修理屋さんの修理技術は殆どここに学びに来るというくらいですから。。
iPhone SE(2generatio PSIM+ESIM )upgrade to PSIM+PSIM
coming soon😃 pic.twitter.com/po2EBTb17Y
— 有没有搞措 (@L0vetodream) May 14, 2020
▼作業途中の写真ですが、3枚目の写真で、SIMカードのプラスチック部分を完全に剥がして、金属部分のみ残した様子がうかがえます。
SIM pic.twitter.com/2LVKM38qpU
— 有没有搞措 (@L0vetodream) May 14, 2020
▼そして、テスト完了後成功!という投稿です。写真を見ると、2枚のSIMの上に細工をして、それぞれのSIMカードに絶縁材を敷いてその上に5つの電極のようなものを作って線で繋げていて、更にiPhone SE 2のロジックボード上のeSIMチップ上に物理SIMを貼り付けて導通させたような感じでしょうか。
After the test, confirmed that iPhone SE( second generation ) can support dual physical SIM card in the perfect way pic.twitter.com/9bXpqKAEqP
— 有没有搞措 (@L0vetodream) May 14, 2020
▼Perfect、ということで確かに中国移動と中国聯通の2枚のSIMが認識されていますね。
perfect pic.twitter.com/DrPsn7o1XQ
— 有没有搞措 (@L0vetodream) May 14, 2020
続報
具体的に何が行われたのか、世界最大の電子市場深圳華強北のiPhone修理業者の中でも超腕がよい店の老板(=ボス、友人)に聞いてみました。
結果、これはいわゆるSIM下駄「卡贴」を利用した不完全な方法だということで、まだサービスを受け付けるレベルではないということです。普通に知ってましたね。。というわけで、やはりよい子の皆さんは真似しないように!ですね。
記事は以上です。