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台湾メディアDigitimesによると、Paywalledからの情報として、Appleは今年2020年秋に販売を開始するとみられる新型iPhone「iPhone 12（仮称）」シリーズのうち、5.4インチモデルに中国のBOE（京東方）製の有機ELディスプレイ（OLED）を採用すると伝えられています。
BOEは有機ELディスプレイについてはGeneral Interface Solutionsと協業して製造しており、今回採用される有機ELディスプレイもその協業製品ということになりそうです。
iPhone 12シリーズは5.4インチ1機種、6.1インチ2機種、6.7インチ1機種という合計4機種展開になるといわれていて、つまり現行のiPhone 11シリーズ3機種の後継機種＋新たに5.4インチの新機種という展開になりそうです。これらの4機種全てのモデルにクアルコム（Qualcomm）製の5G対応モデムチップが搭載されて5G通信に対応し、また外観は現行最新のiPad ProやかつてのiPhone 4のような角張った（平らな）エッジデザインが採用されるといわれています。
また今回有機ELディスプレイ採用が伝えられた5.4インチiPhoneは現行のiPhone 8とディスプレイは同じ大きさですが、Touch IDとホームボタンがなくなりFace ID採用のためiPhone本体の大きさは小さくなり、最近のiPhoneとしては最も小さいサイズということになりそうです。もしかしたらこれがiPhone SE 2（iPhone 9）なのかもしれませんが、今のところ詳細はわかっていません。iPhone SE 2は引き続きTouch ID採用という情報もあり、情報が錯綜しています。iPhone 12シリーズの値段も明らかになっていませんが、概ねiPhone 11シリーズと同等になるのではないかとみられます。iPhone 12 Pro/iPhone 12 Pro Maxは非常に高い値段になりそうな予感もしますね。
今年も6.1インチのiPhone 11（無印）の後継機種は残るとみられ、その機種には恐らくLCD（液晶ディスプレイ）が採用されると思われますが、今後来年以降は液晶ディスプレイモデルが廃止される可能性があり、そこを上記中国メーカーのBOEの有機ELディスプレイが埋めるのかもしれません。5.4インチはそのための実験的に導入されるのかもしれません。しかしLCDがなくなるとますますJDI（ジャパンディスプレイ）の出番がなくなってしまいますね。
今回新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の流行のおかげで、今年のApple製品は全体的に供給・販売開始時期が少し遅れるかもしれません。ただ、幸いなことに中国国内はかなり抑制に成功していて、本日も新規感染者増加数は中国全土で30人台に収まっています。また新型コロナウイルス感染症の発生源とされている武漢でも本日新規罹患者は1人となっていて、あとは殆どが海外からの流入となっています。工場も再開しつつあり、これから供給は安定してくるかもしれません。
現在は中国以外の国が流行の真っ最中なので、ともかく暫くは中国のようにおとなしくするしか流行を抑える手立てはなさそうですね。皆様も、どうかご自愛ください。できるだけ外出を避け、人の集まりも避け、清潔にして手洗いやうがいをよくするのが一番です。
記事は以上です。
（記事情報元：Digitimes）