IDCのデータによると、iPadが2017年で最も売れたタブレットデバイスの地位を保ったようです。しかも、2位のサムスン(SAMSUNG)と3位のアマゾン(Amazon)の合計を超えています。
2017年で1位のAppleのiPad、2位と3位のサムスンとアマゾンの合計よりも多い結果に
Appleは2017年の1年で、4,380万台のiPadを販売しました。そして前四半期の業績発表が確認されてから、IDCは同じく2017年にサムスンが2,490万台、アマゾンが1,670万台のタブレットを売ったという統計を出しています。そしてサムスンとアマゾンのタブレットの合計4,160万台は、AppleのiPadの1年の販売台数よりも220万台少ないことになります。
iPadは2017年で販売シェア26.8%、売れたタブレットの4台に1台はiPad
AppleのiPadは2017年のタブレット市場で26.8%のシェアとなり、昨年売れたタブレットのうち4台に1台はiPadということになります。そして販売シェアは前年(2016年)比で2.5%成長したことになります。
iPad Pro 10.5インチの販売が好調か
先週、Appleは2017Q4のiPad販売によって58億ドル(約6,310億円)の営業収入があったことを発表していて、これは前年同期比6%成長した数字となっています。2017年のiPad 1台あたりの平均単価は445ドルで、2016年の423ドルよりも微妙に上昇しています。これは、値上げされたiPad Pro 10.5インチの販売が伸びたことが要因と思われます。
タブレット市場全体がマイナス成長の中、iPadはプラス成長に
AppleのiPadの販売が比較的伸びなかったのは、2017年のタブレットのマーケット全体で見ると前年比6.5%のマイナス成長だったことが要因として挙げられます。しかしそれでも前年よりも120万台多く売ったのは大したものなのかもしれません。iPadは発売直後から、タブレットデバイスの代名詞のような存在だからともいえますね。
Appleは更に今年Face IDを搭載し、ホームボタンを廃止したiPad Proをリリース?
Appleは今年、更にベゼルが狭くなってホームボタンを搭載せず、Face IDを搭載した新しいiPad Proをリリースする予定といわれています。また廉価版iPad 9.7インチモデルや、iPad miniもアップデートされるのではないかといわれていますが、こちらは詳細の情報が入っていません。ただ、Appleも2018年のiPadの販売を伸ばしていくには、これらのモデルの販売は必須になってくるかもしれません。特にiPad miniは暫くアップデートされていないため、新型の登場が待たれるところです。
ちなみに私も昨年iPad Pro 10.5インチを1台購入したので、去年のiPadの売上にほんのちょっとだけ貢献したことになります。笑
記事は以上です。
(記事情報元:MacRumors)