iOS 7から導入された、AppleのiPhone・iPad・iPod Touch等のiOSデバイスのセキュリティのためのシステム「アクティベーションロック。別名iCloudロック、iPhoneを探すロックともいわれる。
iOS 7から導入されたAppleのアクティベーションロックとは
あらかじめiCloudアカウントをデバイスに設定しておき、「iPhoneを探す」「iPadを探す」「iPodを探す」をオンにしておけば、万一紛失したり盗難に遭ったとして、デバイスをiTunes等で初期化されても、設定されたiCloudアカウントの完全なメールアドレスやパスワードがわからないとそのデバイスをアクティベーション(アクティブにする)ことができず基本的には文鎮化する仕掛けだ。
また、このロックを仕掛けた後、遠隔操作でロックがかかったデバイスにメッセージを送ったり、リセットしたり、また紛失・盗難届を出すことで端末をブラックリスト入りさせることもできる。
もし意図せずにアクティベーションロックがかかった端末を手に入れてしまった場合は?
これによって、世界的に多くのiOSデバイスに関する盗難犯罪がなくなったというが。。もしオークションや中古で買ったデバイスにこのアクティベーションロックが仕掛けられていて、売り主と連絡が取れずに解除できなくなってしまったら。。
実はそのアクティベーションロックをバイパスして、しかも無料で中途半端に使うことができる方法が以前から存在するのでご紹介。ただし、本当に中途半端に、それなりに使えるようになるだけなので、もちろんこれで完全にiPhone(iPad・iPod Touch)復活!とまではいかないので要注意だ。
iOS 9.1のiCloudのアクティベーションロックをバイパスして(中途半端に)使う方法
【Step 1】
アクティベーションロックがかかったデバイスで、ネットワーク接続画面に行く。
【Step 2】
もし既にWi-Fi接続などをしている場合は、右のiボタンをタップして、この「ネットワーク設定を削除」をタップして削除しておき、一切Wi-Fi接続をしないようにしておく。もちろんSIMカードのネットワークもだ。
【Step 3】
接続したいWi-Fiネットワークのiボタンをタップし、DNS欄に以下の数字を入れる。
104.155.220.58
なお、この数字は切り替わることがある。詳細は「iCloud Bypass DNS Server」の公式サイトの最新情報を参照のこと。
記事更新現在は、
- USA: 104.154.51.7
- Europe: 104.155.28.90
- Asia: 104.155.220.58
となっており、日本では104.155.220.58を入れておくといいだろう。
【Step 4】
Wi-Fiが接続されると、ログイン画面のようなものが出て、その下にコンテンツが表示される。それらを使えば、色々なことができる、というわけだ。とはいっても、完全にiOSデバイスの機能が全て使えるわけではない。例えばカメラは使えない(フラッシュは使えるので懐中電灯としては利用できる)など。
▼ソーシャルネットワーク、インターネット、メールなどもWebベースで行える
▼フラッシュを懐中電灯として使用することも可能(ビデオモードに切り替えてフラッシュオン)
▼動画、音楽(ラジオ等)、アプリケーション、ゲームなども。
▼アプリケーションは基本的にクラウドサービスへのリンクだ。
▼またなぜかゲームがやたら充実している(Webベースのゲーム)。Flappy Birdなど。。広告費用が沢山入るからだろうか?
日本語化も完璧!?
日本人の方、Code:DRAさん(Twitter ID:@Rode_NT2A)日本語化をしたもようで、日本語化もパーフェクトだ。すごい。
アクティベーションロックのバイパス方法動画(英語)
ハッカーのBilly EllisがYoutubeで上記の方法を解説しているので(英語だが)、チュートリアルとしてどうぞ。
使用に関する注意事項
基本的には、Webベースで様々なことが行えるというものなので、端末のデータが外部に流出するのではないかという懸念を全く払拭できるものではない。
上記のアクティベーションロックのバイパスDNSを使用する場合は、完全に自己責任にて行っていただきたい。
完全にアクティベーションロックを解除する方法が存在する。。しかもリモート(遠隔)で!
上記の方法では電話をすることもできないし、本当に中途半端に、それなりに使えるようにしかできない。しかも、上記の注意事項の通り、Webベースで様々なことが行えるというもので、データやプライバシーの流出の心配もあるだろう。
ところで世の中には完全にアクティベーションロックを解除してしまう方法が存在する。
もしアクティベーションがかかったデバイスが紛失・盗難届けが出ていなければ、当ブログでもサービスを提供している「遠隔アクティベーションロック解除サービス」をご利用いただくと、上記のような中途半端なものではなく、完全にアクティベーションロックが解除される。
これは遠隔(リモート)でiCloudのサーバ上のステータスデータを書き換えるという仕組みで、利用者は待っているだけで一切何も作業をしなくていいというものだ。
ご興味があれば、こちらをどうぞ。
記事は以上。