当ブログでもお伝えしていたとおり、iOS 12.1.2が12月18日にAppleからリリースされました。
しかし、このiOS 12.1.2にアップデートすると、SIMによる通信が圏外になってできなくなるという問題がTwitterなどで報告されています。キャリアアップデートもできなかったり、また人によってはFaceBookアプリのみで他は通信できないなどの変則的な問題もあるようです。
Hello @apple @AppleSupport do you have a solution for ios 12.1.2? My wife’s iPhone is not a phone anymore since Friday. pic.twitter.com/DpQfmZ37OP
— Juan J. Garcia (@juanjolau) 2018年12月23日
iOS 12.1.2で圏外になってしまう場合の解決方法
上記のようにiOS 12.1.2にアップデートしたところ圏外になってしまった場合、9to5Macによると以下のように設定すると解決する、ということです。
- Wi-Fi通話をオフにする。”設定>モバイル通信>Wi-Fi通話”で【このiPhoneでWi-Fi通話】をオフに。
- 上記が効果がない場合は、”設定>モバイル通信>4G(LTE)をオンにする”に入り、【データ通信のみ】にチェックを入れる。
というわけで、この解決方法を見ると、iOS 12.1.2ではVoLTE(LTEや4Gによって音声通話をする機能)になにか問題が出ているのではないかと考えられます。
つまり、上記の設定ができるSIMはVoLTEに対応しているSIMということになります。私が確認したところ、中国大陸の中国聯通のSIMはVoLTEに対応していないため両方表示されず、タイのAISでは1のみ、香港のSmarToneでは両方表示されました(下はiPhone XS Maxで香港のSmarToneのモバイル通信の選択項目)。
つまり、SIMによっては上記の選択肢が一切出ないため解決できないということになりそうですが、逆にいえばこれらの機能があるSIMのみ圏外になるのかもしれません。検証できておらず申し訳ありません。
発生しているのは一部のユーザのみだが、Appleには早期の対策が求められている
ちなみに私が所有しているiPhone XS Max、iPhone SEをiOS 12.1.2にアップデートしていますが、圏外問題は発生していません。一部のユーザにしか圏外問題は発生していないようですが、それでも相当数がTwitterで報告されていることを考えるとAppleはできるだけ早めにこの問題を解決する必要があるでしょう。
なお、その後iOS 12.1.2は3日後の12月21日に新しいビルドバージョン16C104がリリースされていますが、それで上記の問題が修正されているかどうかは不明です。
iOS 12.1.3は既にベータテストが開始されていますが、上記の問題が多く発生しているようですと、主にそのバグフィックスのためにリリースされる可能性も出てきました。やはり携帯電話なのにSIMが圏外になってしまうと外出時にWi-Fiがないと何もできないですからね。
記事は以上です。
(記事情報元:9to5Mac)