いよいよ、あのAdobe Flash Playerが完全に終わりを迎えようとしています。現在既に新たにインストールする必要が全くないほか、Adobeは1月12日(米国時間)から、Flash Playerのコンテンツ再生のブロックを始めるからです。
Adobe Flash Playerは長年にわたり、多くの問題を抱えてきました。システムパフォーマンスやバッテリー駆動時間への影響、そして特にセキュリティの欠陥は注目を集めていました。
Appleの共同創業者であるスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)は2010年に「Thoughts on Flash」と題されたオープンレターでAdobe Flash Playerを公然と批判したことで話題になったことは記憶に新しいところです。このレターでは、iPhone、iPad、iPod Touchという当時のiOSデバイスでFlash Playerがサポートされない理由が語られていました。
そしてそれから11年後、ようやく公式に、Flash Playerの終わりが訪れようとしています。Adobeはすべてのユーザが「システムを保護するために」すぐにアンインストールする必要がある、としています。
というわけで、当ブログではmacOSからAdobe Flash Playerを削除する方法をご案内します。
※まず1つの確実な方法は、macOS Big Surにアップデートすることです。これでAdobe Flash Playerは無効となります。まだmacOS Big Surにしていない方は、以下を参考にしてください。
- Flash Player Uninstaller(dmg=ディスクイメージファイル)をダウンロードします。※リンクはMacromediaの公式リンクなので安心してダウンロードしてください。
- 全てのブラウザを一回閉じます。
- dmgファイルの中のAdobe Flash Player Uninstaller.appを実行します。
- アプリで削除後に飛ぶリンク先で、Flash Playerがアンインストールされていることを確認します。以下のようになっていれば削除されています。
- 手動で以下のファイルを削除します(なければそのままで大丈夫です)。
/Library/Preferences/Macromedia/Flash\ Player
/Library/Caches/Adobe/Flash\ Player - Macを再起動します。
- AdobeのサイトでFlash Playerが完全に削除されているかを確認します。黄色いCheck Nowボタンを押して、このような表示になっていれば削除されています。
- 各ブラウザでFlash Playerの設定が残っていれば削除します。基本的には7.までで削除されていますが。
ということで、一時代を築いたFlashですが、完全に終わりを迎えます。私はインターネット黎明期のFlash、特にゴノレゴの吉野家やペリーなどが大好きでした。。サントリーのクラフトボスのCMではありますが、こんな素敵な動画がYouTubeにありますね。
記事は以上です。