Apple、Macの独自チップMシリーズへの採用を約束通りほぼ2年で完了か

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Apple未発表製品のリークでは絶大な的中率を誇るBloombergのMark Gurman氏が、AppleはARMベースの独自チップ、MシリーズAppleシリコンチップへの移行を、約束の2年以内に完了させることを予測しています。

Tim-Cook-Silicon-wafer

AppleはMacに対して現在のところ、

  • MacBook Air
  • 13インチMacBook Pro
  • Mac mini
  • 24インチiMac

のAppleシリコンへの移行を完了しました。しかし、まだ

  • 27インチiMac
  • ハイエンドMacBook Pro(16インチ)
  • ハイエンドMac mini
  • Mac Pro

がいまだにIntel製のチップで動作しており、Appleシリコンチップへの置き換えが進んでいません。

これのうち、

  • 27インチiMacは、来年末、11月くらいまでに完全にAppleシリコンに移行
  • 小型のMac Proが来年後半には発売される
  • ハイエンドのMacBook Pro 16インチが間もなく販売される

というような予定とのことです。というわけで、ハイエンドのMac miniを除いて、ある程度の発売時期がGurman氏によって予測されました。なお、Mark Gurman氏はApple Trackによればその予測の正確度は89.1%ということで、殆ど正確に当ててきているため、この予測もかなり信頼性が高いと思っていいでしょう。

Appleは昨年、MacのAppleシリコンへの移行を2年で完了すると発表していました。あれからそろそろ1年が経とうとしていますが、その動きは少し鈍いようにみえます。今年はこれまで24インチiMacしかAppleシリコンへの移行が行われませんでしたし、後半には恐らくMacBook Pro 16インチくらいしかAppleシリコンモデルが出ないようです。というわけで、2022年はAppleのMac部門にとって今年よりも更に忙しい1年となるのは間違いなさそうです。

現在のところ、Appleシリコン初代となっているM1チップは、ハイエンドとそれ以外はコア数によって差別化が図られています(つまり、製造段階で仕様最大コア数が確保できなかった分を低い方に回すというやり方、どこもやっていることです)。ただ、顕著な差があるかというとそこまででもありません。

今後Mac Proのようなスーパーハイエンド機にはどのようなAppleシリコンが搭載されるのか、どのくらいの性能差が実現するのか、楽しみではありますね。Mac ProやMac miniなど、据え置き型でバッテリー駆動時間を気にする必要があまりないマシンにとっては、多少消費電力が大きくてもハイパフォーマンスなチップが求められますから、ノート型などと同じ性能となると納得しない人が多いのではないでしょうか。それにMac Proのようにプロ向けと謳って超高価格で販売する製品なら尚更のことです。今は更にCPUの性能だけではなく、GPUやNeural Engineの性能も全体の処理能力に影響します。その辺をどのように組み合わせてくるかも注目ですね。

初代のM1チップは確かに世界的に衝撃をもたらしました。そして次はどうなるか。。Appleがやることだけに、期待してしまいますね。M1Xなのか、M2なのか、、当ブログでも過去の記事で少し触れていますので、ご興味があれば。

個人的には、まだ暫くIntelのMacBook Pro 16インチ Ultimate Modelを使い続ける予定ですが。。笑

記事は以上です。

(記事情報元:Bloomberg

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