【約800円から「現地の電話番号」が持てる】電話番号付きeSIMとは何か。データ専用との違い、海外でSMS認証を受ける方法、iPhoneのデュアルSIM活用まで

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「eSIMは通話ができない」と思っていませんか。半分正解で、半分誤解です。海外旅行用として売られているeSIMの多くは確かにデータ通信専用ですが、実は現地の電話番号が付いてきて、通話やSMSまで使えるeSIMもあります。この「電話番号付きeSIM」、知っているかどうかで海外でのスマホの困りごとがだいぶ変わるので、データ専用との違いから、iPhoneでの実践的な使い方まで、一度きちんと整理しておきます。
机の上のスマートフォンとパスポート、搭乗券、QRコードのカード。渡航前に現地の電話番号を用意するイメージ

データ専用と電話番号付き、何が違うのか

海外向けeSIMは大きく2種類に分かれます。

  • データ専用eSIM — インターネット通信だけができるタイプ。電話番号は付かないか、付いていても飾りで、通話もSMSもできません。安くて種類が豊富なので、旅行用eSIMの主流はこちらです
  • 電話番号付きeSIM — 現地キャリアの本物の電話番号が付き、通話やSMSが使えるタイプ。現地でレストランを予約する、配車アプリの確認電話を受ける、そして後述のSMS認証を受けることができます

LINEやFaceTimeで話せる時代に、なぜわざわざ電話番号が要るのか。答えはただひとつ、世の中には「電話番号がないと通れない関門」がまだたくさん残っているからです。

本命の用途は「SMS認証」

その関門の代表が、ログイン時にショートメッセージで届く6桁の確認コード、いわゆるSMS認証です。銀行アプリ、決済サービス、SNSの再ログイン。海外滞在中にかぎって、こういう画面に出くわします。

ここでデータ専用eSIMしか持っていないと、詰みます。SMSは電話番号宛てに届く仕組みなので、番号のないeSIMには受け取りようがないのです。現地で新しいサービスに登録したいときも同じで、現地の番号を求められて先へ進めないことがあります。

ひとつ注意点があります。アプリで発行されるタイプの「なんちゃって番号」(VoIP番号)は、サービス側から見分けがついてしまい、SMS認証をVoIP番号では受け付けないサービスも存在します。その点、この記事で扱う電話番号付きeSIMは、タイのAIS、韓国のSKテレコム、米国のT-Mobileといった現地の大手キャリア回線の番号です。なお、どのサービスの認証も必ず通るという保証まではありませんが、米国T-Mobile版のように「米国のSMS認証にも使えます」と商品説明に明記されているものもあります。

iPhoneなら「日本の番号を残したまま」現地番号を持てる

ここからが、当ブログの読者にいちばんお伝えしたい話です。iPhoneはXS以降デュアルSIM(DSDS)に対応しており、2つの回線を同時に待ち受けられます。つまりこういう構成が組めます。

  • 主回線 = 日本のSIM(物理SIMまたはeSIM)をそのまま維持。日本の番号宛ての着信・SMSを海外でも受けられる(日本の大手キャリアは海外でのSMS受信を無料としているのが一般的ですが、通話着信は国際ローミング料金がかかるので、各社の料金ページで確認を)
  • 副回線 = 渡航先の電話番号付きeSIM。データ通信はこちらに設定して通信費を節約しつつ、現地番号での通話・SMSも使える

設定は「設定 → モバイル通信」で回線を追加し、モバイルデータ通信だけを現地eSIM側に切り替えるのがコツです。日本の回線は「データローミング オフ」のまま残しておけば、高額請求の心配なく番号だけを生かせます。日本の銀行のSMS認証は日本の番号で、現地の生活は現地の番号で。1台のiPhoneに2つの顔を持たせるわけです。

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電話番号付きeSIMは、実際どこで買えるのか

当ブログの運営元が手がけるeSIMストア「Xiao Long eSIM」の扱いから、電話番号付きの現行ラインアップを一覧にします(価格の円換算は1ドル=160円)。

対象 回線/番号 通話 SMS 実名登録 価格
タイ AIS/タイ番号 着信無料 受信無料 必須(パスポート) $5.21(約830円)〜
韓国 SKテレコム/+82 着信可※ 送信可※ 通話・SMS利用時のみ $4.99(約800円)〜
米国(無制限型) T-Mobile/+1 可(SMS認証対応の明記あり) 不要 $8.67(約1,390円)〜
米国(使い切り型) 米国番号 発着信可 送受信可 記載なし $6.00(約960円)〜
ヨーロッパ Orange/+33 域内無制限/国際通話は容量により30〜360分 記載なし $13.66(約2,190円)〜
世界168ヶ国 +1(米国番号) 発着信可 送受信可 記載なし $15.00(約2,400円)〜
世界208ヶ国 Orange/+33 不要 $20.58(約3,290円)〜

※韓国は実名認証の完了後に通話・SMSが使えるようになります。※決済はドル建てのため、実際の請求額はカード会社の為替レートにより変動します

商品ページはこちらです: タイ(AIS)韓国(SKテレコム)米国・無制限型(T-Mobile)米国・使い切り型ヨーロッパ(Orange)世界168ヶ国世界208ヶ国(Orange)

電話番号付きeSIMをすべて見る(一覧ページ)

いくつか実務的な注意点も、商品説明に書かれているとおりに共有しておきます。

  • タイは実名登録が必須です。AIS公式サイトでパスポートによる自己登録を済ませるまで、データ通信も通話も使えません。韓国は、データ通信だけなら登録不要、通話・SMSを使うときだけパスポート認証(2〜3分)が要ります。米国とヨーロッパは本人確認不要です
  • 米国・無制限型は有効期限が切れると番号の延長・再利用ができません。継続して同じ番号を使いたい用途には向きません
  • 世界168ヶ国版は通話の残り分数が0になると着信もできなくなります。残量には気を付けてください
  • 世界208ヶ国版(クルーズ向き)は洋上(公海)では使えません。寄港地に着いてからの利用になります

選び方の整理

まとめます。ネットが使えれば十分という方は、種類が豊富で安いデータ専用で問題ありません。一方、現地で電話を受けたい、SMS認証の壁を越えたいという方は、最初から電話番号付きを選んでください。約800円から現地の大手キャリアの番号が持てる時代です。渡航してから「認証コードが届かない」と青ざめるより、出発前のQRコード1枚で済ませておく方が、ずっと安上がりだと思います。

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記事は以上です。

(商品仕様・価格は2026年9月2日時点のXiao Long eSIMの各商品ページ記載内容に基づきます。最新の仕様は各商品ページでご確認ください)

※記事中の画像はイメージです。

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