今年秋にリリースされるといわれている次世代Apple Watch「Apple Watch Series 6(仮称)」ですが、今年のApple Watchでは血中酸素濃度検出機能の追加と、心電図測定の強化がなされるなど、生体ヘルスケアセンサーの強化が行われるもようです。
実は血中酸素濃度検出のための技術は、初代Apple Watchにも存在していましたが、使用されたことはありませんでした。しかし、9to5Macの新しいレポートでは、今年秋に「Apple Watch Series 6」ではその”能力”が発揮されるというのです。
人の血中酸素濃度が健康レベル(通常は約95%から100%の飽和度)を下回ると、心臓の健康問題に発展したり、最悪心停止に至る場合があります。この血中酸素濃度検出システムが実装されると、ユーザーは低血中酸素濃度のプッシュ通知を取得できるようになるとみられています。9to5Macはこの機能の存在をiOS 14(beta版)コードのスニペットにアクセスすることから得たとされていて、それなりに信憑性があります。
9to5Macは更に将来的にアップグレードされたECG(心電図測定機能)も提供される可能性があるとしています。ECGは既に一昨年のApple Watch Series 4から機能が備わっていて、デジタルクラウンを介して心電図測定が可能になっていますが、実はApple WatchのECG機能は心拍数が高すぎると正確な結果が出てこないため、その機能には制限があります。将来的に改善されるECGでは、更に広い範囲の心拍数を測定することができるようになるということです。
これまでApple Watchは多くの人の命を救ったとされていて、血中酸素濃度検出システムと強化された心電図測定機能は更に多くの人の命を救う可能性があることを示唆しています。Appleのティム・クック(Tim Cook)CEOは、Appleは更に「予防的なヘルスケアテクノロジー」の開発が進行中であること明確にインタビューで語り、積極的に公開しています。
個人的にはアラフォーなので、自分の健康状態は常に気になります。今後もApple Watchに期待したいですね。
記事は以上です。
(記事情報元:9to5Mac)