Apple、iOS 13.3の署名終了。iOS 13.3への復元が不可能に

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AppleはiOS 13.3(iOS 13.3.0)への署名(SHSH認証)を本日終了しました。事実上、iOS 13.3への復元(アップグレード・ダウングレード含む)は不可能になりました。1月29日に現行最新のiOS 13.3.1がリリースされてから2週間での前バージョンの署名停止となりました。平均的な日数だったといえます。

iOS13.3_OTA-update

AppleはiOSやiPadOSにおいては、自社端末のセキュリティや新機能提供のため、基本的には最新バージョン或いは一定の猶予期間は一つ前のバージョンまでしか復元ができないような仕組みにしています。システムの復元をしようとすると、Appleの署名による認証が必要となり、あるバージョンの署名の発行が停止されれば、そのバージョンには復元ができなくなります。

iOS 13.3.1では通信制限の欠陥を含む多くのバグが修正され、そのうちの1つにスクリーンタイムパスコードを入力せずに新しい連絡先を追加できるというものがありました。また、iPhone 11シリーズにおいてはU1 Ultra Wideband(UWB)チップの位置情報サービスを無効にするオプションを追加し、一部のユーザから起こされていた訴訟に対応しました。これらの事情もあって、1つ前のバージョンのiOS 13.3の署名を打ち切ったのは妥当といえるかもしれません。

というわけで、現在iPhone 6以降の機種はiOS 13.3.1にしか復元・アップグレード・ダウングレードできなくなりました。ご注意ください。

※中国から日本に一時帰国していますが、新型肺炎(新型コロナウイルス、武漢肺炎)による中国国内での移動制限や企業再稼働制限、日本入国制限などが拡大することを懸念しています。ある意味正しい対応ではあるのですが、ビジネスには本当に大きな痛手です。早く収まることを心より願っています。

記事は以上です。

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