Appleは8月13日(米国時間8月12日)にiOS 13.6.1をリリースしましたが、その1週間後となる今日20日に、1つ前のバージョンiOS 13.6(iOS 13.6.0)への署名(SHSH、認証署名)の発行を停止しました。これで、アップグレード・ダウングレード・バージョン維持復元含むiOS 13.6への復元が不可能となりました。
iOS 13.6は、Car Keyが追加されるなどの新機能が盛り込まれた、小数点1桁のメジャーアップデートでした。そしてiOS 13.6.1では、データストレージ、温度管理、露出通知のバグが修正されています。iOS 13.6リリースから1ヶ月と1週間ほどで署名の発行が停止されましたが、頻繁にアップデートを繰り返していたiOS 13の中では長く持った方だといえます。
Appleは、iPhoneやiPadなどのデバイスのセキュリティをできるだけ最大限に保つため、また新機能をできるだけ多くのデバイスで実行できるようにするため、基本的には最新バージョンのiOS(或いは猶予期間にはその1つ前のバージョン)にしか復元をできなくしています。そのため、Androidとは違って最新OSの適用率が非常に高くなっています。
この施策はある意味消費者の自由を奪っているといえますが、消費者のデバイスやデータの保護にはとても役に立っているといえるでしょう。自由がほしい方はやはりAndroidを選択した方がいいのかもしれません。
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