予想通り、AppleはすべてのiPad 2モデルをビンテージ及びオブソリート製品リストに加えました。
Appleは、ビンテージ製品を「5年以上7年未満の間製造されていない製品」と定義しています。リストに掲載されているデバイスは、ジーニアスバー(Genius Bar)またはApple正規サービスプロバイダでのサービス対象外となっています。iPad 2はそのリストに入ったということになります。
実は世界で唯一の例外はカリフォルニア州とトルコで、現地の法律により、Appleは2021年3月までiPad 2の修理サービスを提供しなければなりません。そしてその日から、iPad 2は完全にビンテージからオブソリート(時代遅れの意味)製品へと移行します。
iPad 2は2011年3月に発売され、2014年3月まで低価格オプションとして販売され続けました。3年間も売られていたのはApple製品としては長い方で、大ヒットした製品といえるでしょう。9.7インチの大型ディスプレイを搭載したiPad 2は、132ppiのディスプレイ、A5チップ、0.7メガピクセルのリアカメラを搭載しており、まだLightningコネクタが登場する前の30ピンドックコネクタモデルでした。
なお、先月MacRumorsが入手したApple社内メモでは、Appleは4月末までにiPad 2をビンテージ・オブソリート製品リストに入れる計画が明らかになっており、それがほぼ計画通り実行された形になります。
私自身も初代iPadに引き続きiPad 2は使っていた時期が長く、当時は速度も申し分なく、バッテリーも長持ちで当時としては非常に長持ちするデバイスでした。また初代iPadから外観デザインの変更が加えられ、角が丸い感じのデザインとなり、基本的にそれがその後iPadやiPad Air、iPad miniに引き継がれていきました(初代iPadは現行の2018 iPad Proのような四角い形状でした)。しかしそのおかげでほんの少し性能がアップしただけのiPad 3(当時は「あたらしいiPad」という名前で失笑を買いましたが。。笑)やiPad 4が少し霞んでしまうほどでした。今でも使っている人は多いのではないかと思われますが、Appleの公式修理は受けられなくなったので注意が必要です(修理用の部品がApple Storeやサービスプロバイダに置かれなくなったことを意味します)。
iPhone/iPad修理屋さんにとっては、今後修理が増える機種になるかもしれませんね。
記事は以上です。
(記事情報元:MacRumors)