Apple、将来のiPhoneにApple Watchに採用されているLTPOディスプレイ省電力技術を採用か

  • ブックマーク
  • Feedly
  • -
    コピー

韓国のウェブサイトThe Elecによると、Appleは将来のiPhoneにLTPOと呼ばれる低電力回路技術を使用する予定です。このLTPOによって、ディスプレイ上の個々のピクセルのオンとオフが切り替えられ、省電力に繋がるというわけです。

上記の韓国のサイトによれば、

一方、AppleはLTPOパネルをより広くiPhoneに適用しようとしています。これは、中小OLEDセクターの技術力と生産能力の両面で独自のサムスンディスプレイと連携する方法を見つける必要があることを意味します。

とされています。

LTPO(低温多結晶酸化物)の酸化TFT構造は、現在使用されているバックプレーン技術であるLTPSまたは低温ポリシリコンよりも最大15%少ない電力で動作可能です。当然、消費電力が非常に大きいとされるディスプレイの省電力化ができれば、将来のiPhoneのバッテリー寿命の延長に貢献する可能性が高いといえます。

Apple Watch Series 4およびSeries 5モデルには、すでにLTPOディスプレイが搭載されています。AppleのWebサイトによれば、このテクノロジーによって、最新のSeries 5モデルは、常時オンのディスプレイを備えているにもかかわらず、Series 4と同じ18時間までのバッテリー持続時間となっていることが説明されています。

series-5-LTPO

低温ポリシリコンおよび酸化物ディスプレイは、時計が非アクティブのときに画面のリフレッシュレートを60Hzから1Hzに低下させ、消費電力を削減する、再発明されたピクセルアーキテクチャを特徴としています。新しい低電力ドライバー、超効率的な電力管理、および新しい環境光センサーが連携して動作し、常時オンのディスプレイは最大18時間のバッテリー持続時間となっています。

Appleの液晶ディスプレイ(LCD)から有機ELディスプレイ(OLED)への移行は、2015年に最初の‌Apple Watch withで始まり、そしてiPhoneでは2017年に初めてiPhone Xに採用されました。Apple Watchで採用された技術がiPhoneに採用されるのはおかしいことではありません。もしかしたら、LTPO技術が来年早々Apple WatchからiPhoneに拡大して採用される可能性もあるでしょう。

更にiOS 13のダークモードによって、iPhoneは更に消費電力が少なくなるといえるかもしれません。なぜなら、有機ELディスプレイは黒を表示する際にそのピクセルは発光しないため、消費電力を減らせるからです。個人的には、MacBook ProなどMacBookシリーズにも採用して欲しいところです。

記事は以上です。

(記事情報元:MacRumors

Visited 98 times, 1 visit(s) today
  • ブックマーク
  • Feedly
  • -
    コピー

この記事を書いた人