Appleは、2017年からPro仕様のiMac Proを販売してきましたが、とうとうその役割が終わりを迎える日が来るようです。Apple公式のiMac Proの購入サイトで、「在庫がなくなり次第終了します。」と表示されるようになったのです。
また、現在は3.0Hzの10コアIntel Xeon Wプロセッサ1種類だけのほか、メモリやSSDストレージ、グラフィックカードなども全くCTOで選択できなくなっていて、完全に1種類だけしか購入できなくなっています。まさに、この在庫だけ売り切ったらこの現行のiMac Proは終焉を迎えることを意味しているものと思われます。しかし値段は558,800円と痺れますね。
iMac Proは、Mac Proが2019年に代替わりして超強力になるまでの繋ぎとしてリリースされたようなものでした。
現在Appleは次世代iMacを間もなくリリースしようとしている、と噂されています。そして当然次世代iMacには、Apple独自開発のプロセッサ、M1チップが搭載されるものとみられています。M1チップを搭載したiMacは恐らく現行のiMac Proよりも処理能力が高くなってしまうため、ますますiMac Proは売れなくなります。また次世代iMacにはカラバリがあり、その中にはスペースグレイもあるということで見た目もiMac Proのようなものが出てきてしまうことになります。
ちょうどiMac Proには引退の時期が来たといえるのかもしれません。
個人的にはこのiMac Proと同時にリリースされた黒の専用Magic Mouse 2やMagic Keyboardが気に入っていて、単独でMagic Mouse 2の黒が販売されたときには白のMagic Mouse 2を持っていたにもかかわらず購入してしまったほどです。
今後iMac Proがリニューアルされるかどうかについては未知数ですが、近いうちは新しい無印iMacにM1チップで十分すぎる性能がもたらされると思われ、Mac Proレベルの段違いの性能のApple Siliconの登場は2〜3年後になるのかもしれません。ただその時にiMac Proがリリースされるかどうかの保証はありません。実際にはiMac ProはPro仕様といいながら拡張性に乏しかったこともあり、それほど数は出ていなかったのではないかと思われます。
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