Appleは、2018年に販売開始された初代HomePodの販売を、在庫限りで終了することを公式サイトで発表しています(HomePod購入ページに表示)。iMac Proに引き続き、Apple製品2機種の歴史の幕が下りようとしています。
Apple公式サイトHomePod購入ページでは、「在庫がなくなり次第終了します。」という表記が追加されました。残念ながら、これはHomePodが在庫限りで販売終了となることを示しています。
HomePodに比べて安価で手に入れやすく、しかも音質もそこそこよいHomePod miniが大人気のため、そちらに注力していくことになると思われます。当然ながら、Appleは暫くはHomePod向けのOSなどのソフトウェアアップデートや、修理による部品の提供を続けますが、例の通り販売終了後5年も経てばビンテージ製品となってしまうのがApple製品の運命です。
私自身もHomePod(中国版)は持っていますが、この大きさのスピーカーとしては確かに音質はよいです。見た目によらず非常にずっしり重く、品質を感じさせるものでした。ただ、Siriは相変わらずなかなか聴き取ってくれなかったりとんちんかんな回答をしてきておアホな感じですし、大してスマートホームのステーションデバイスとしても役に立たず(Apple関連のスマートホームデバイスが極端に少ない)、最近は子供のおもちゃになっていました。子供のおもちゃとしてはちょっと高すぎです。しかもリビングで音楽を流すようなこともあまりなく、持てあましています。最近買ったApple製品の中では一番使っていない部類かもしれません(サブのMacBook Pro 13インチを除く)。
結局、他社製品でもSonos OneなどのHomePodより安価で防湿機能までついて、しかもスピーカー音質としてはHomePodと比較してももっと高性能なものが出てきてしまい、それに対して市場も素直に反応したということがいえそうで、AppleとしてもこれについてはHomePodの価格の正当性を主張できなくなったものと思われます。
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