Apple Insiderによると、1月24日に自動車メーカーのフォード(Ford)が、Appleの上級管理職だったMusa Tariq氏がAppleを辞め、フォードに入社したことを発表した。
Tariq氏がAppleからフォードに転職、彼のために特別に用意されたCBO職に就任予定
Tariq氏はAppleでは小売部門のグローバル営業とコミュニケーション部門の主管を2年以上勤め、フォードででは1月30日から副社長(ヴァイス・プレジデント)兼CBO(Chief Brand Officer)に就任する。この”CBO”は、フォードがモバイルサービスを専門に行うために設けた全く新しい職位だ。
フォードでは営業とモバイルコミュニケーションを担当
34歳でロンドン・スクール・オブ・エコノミクス出身のTariq氏は、フォードではグローバル営業とサービス担当執行副社長のStephen Odellと、コミュニケーション部門担当副社長のRay Dayに仕事を報告することになっている。フォードの”CBO”として、Tariq氏は営業部門、コミュニケーション部門、そして世界各地のリーダー達と力を合わせてブランドの構築と推進をしていくという。
豊富で輝かしい経歴を持つTariq氏
2014年8月にAppleに入る前は、Tariqはナイキ(NIKE)でソーシャルメディアとコミュニティのシニアディレクターとして仕事をしており、また世界全体のデジタル営業部門の責任者でもあった。その後彼はバーバリー(BURBERRY)でソーシャルメディア担当で、当時はアンジェラ・アーレンツ(Angela Ahrendts)氏がCEOだった。バーバリーではTariq氏は”Tweetwalk”というキャンペーンを主導、そのキャンペーンはファッションショーのランウェイの様子をリアルタイムでTwitterにあげていくというものだった。その後アーレンツ氏はAppleの小売部門担当上級副社長(SVP、シニア・ヴァイス・プレジデント)に就任している。
Tariq氏は更にその前は広告代理店のJWTとSaatchi & Saatchiで上級管理職となり、そこで自らの営業と広告のキャリアをスタートさせた。
画蛇添足 One more thing…
Appleは惜しい人材を失ってしまった。アンジェラ・アーレンツSVPと何かあったのだろうか?
記事は以上。
(記事情報元:Apple Insider)