Appleのティム・クック(Tim Cook)CEOがインドのナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相とインドの首都ニューデリーで土曜日に会談した。そしてモディ首相の名前のついたアプリのiOS版のニューバージョンをリリースした。
クックCEOはインドのニュース動画で、モディ首相のゴールドのiPhone 6sでアプリのバージョンアップを手伝ったことが伝えられている。
クックCEOはインドでの製造とアプリ開発拠点を増やす可能性を上げることをモディ首相との会談で語り、交渉の道具にしようとしたが、Appleが渇望しているインドで直営店のApple Storeの1号店フラッグシップストアを出すという小売りの話になるとモディ首相側からは何も積極的な話がなく、残念なことに何ら進展がなかったようだ。
クックCEOとモディ首相は9月に再度カリフォルニアで再度会談する予定で、その際にもう一度小売店展開やApple Payなどについて再度話し合いを持つとのこと。Apple Storeのライセンスが下りるのはいつのことになるのだろうか?
なおクックCEOとモディ首相はサイバーセキュリティやデータ暗号化、またモディ首相や首相官邸が推し進めている”デジタルインディア”イニシアティブについて話し合いを持ったという。
画蛇添足 One more thing…
ティム・クックCEOはこれでインド訪問の全日程を終えた。今回クックCEOはAppleのNo.2ともいえる子飼いのジェフ・ウィリアムズ(Jeff Williams)COOをインドに同行させたが、その意図についてもよくわかっていない。ただ何らかの具体的なプロジェクトを進めるためにCOOを連れて行った可能性はある。ちなみにインドの前には中国にはジェフ・ウィリアムズCOOは同行しなかった。
当ブログでもお伝えしているとおり、今後VRの開発をインドでやるのかもしれない。もし製造拠点がインドにもできると、中国とどちらが新製品機密情報の漏洩のリスクが高いのだろうか?個人的にはそのあたりも気になったりする。
記事は以上。
(記事情報元:Patently Apple)