CNBCの報道によると、先日Appleのティム・クック(Tim Cook)CEOがイギリス・スコットランドのグラスゴー大学を訪れ名誉学位を授与された際に、質問に答える形で、スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)は彼に最も大きな影響を与えた人で、このAppleの共同創業者の哲学はAppleで100年は生き続けるだろうと語った。
ジョブズのDNAはAppleの魂に深く刻まれている
「ジョブズのDNAは永遠にAppleのコアです。そのDNAは当社の魂に深く刻まれているのです。私たちはジョブズを称え、また彼の哲学を称えます。彼の哲学はAppleで100年生き続け、その火は受け継がれていくでしょう」とクックCEOは語っている。
Apple Pencilに関する質問への回答
クックの言葉はApple Pencilに関する質問に答えてのものだった。ご存じの通り、ジョブズはいわゆる”スタイラス”が大嫌いな人だったからだ。
初代iPhoneの発表イベントの時、ジョブズは壇上で、「誰もがスタイラスが好きじゃない。こんなムカつくモノは捨てるべきなんだ」とまで語っている。
しかし、クックCEOはApple Pencilがジョブズの哲学に抵触していないとした。「ジョブズは確かにスタイラスペンを毛嫌いしていました。しかしもしあなたがApple Pencilを使ったら、きっとこれまでのスタイラスペンとは全く違うものだということがわかるはずです」
Apple Pencilの素晴らしさを強調
「時代は既に21世紀ですが、デザイナー達は外出時にはまだスケッチブックを持ち歩いています。なぜなら彼らはいつでもインスピレーションを記録せねばならないからです。もしApple Pencilがあれば、デザイナーは世界を手にすることができます。なぜなら単純な鉛筆と違うからです。Apple Pencilは、デザイナーに異なった色の違った線を描くことを可能にします。そうすることでデザイナーはそのインスピレーションを無駄にすることがなくなるのです」とクックCEOは語っている。
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(記事情報元:CNBC)