Appleは本日2018年11月10日から、13インチMacBook Pro(TouchBar非搭載モデル)のSSD無償修理プログラムの提供を開始しています。
13インチMacBook Pro(TouchBar非搭載モデル)に搭載されている、一部の128GB或いは256GBのSSD(ソリッドステートドライブ)に、データの消失やドライブの故障を引き起こす可能性のある不具合があることが判明したためです。2017年6月〜2018年6月の1年間に販売された端末のドライブが対象となります。
なお、この問題は内部のファームウェアを書き換えることで完了するため、SSDの換装にはならないようですが、データが完全に消えてしまうため注意が必要です。AppleやApple正規サービスプロバイダで無償修理しているので、このモデルをお持ちの方は早めに修理されることをおすすめします。Appleにこの製品を登録しているユーザには、この無償修理プログラムに関するお知らせを送付されるということです。
プログラム対象製品かどうかの確認方法
まずは、13インチMacBook Pro(TouchBar非搭載モデル)のモデルを確認する必要があります。
画面の左上隅にのApple メニュー () から【この Mac について】を選択し、”MacBook Pro (13-inch, 2017, Two Thunderbolt 3 ports)” というモデル名が表示されているかを確認します。このモデル名が表示されている場合は、そのコンピュータのシリアル番号を以下のリンク先のApple公式SSD無償修理プログラムページのボックスに入力して、同プログラムの対象となるかどうかを確かめてください。
Touch Barが搭載されている 13インチMacBook Proや、13 インチ MacBook Proの旧モデルは、SSD無償修理プログラムの対象にならないということです。
修理手続きについて
Appleは修理に先立ち、実機検査を行い、実際に無償修理プログラムの対象かどうか、またドライブ以外が正常に機能するかを検証します。
また修理の際にはドライブの内容が全て消去されるので、必ず全データをバックアップする必要があります。iCloudなどにデータを保存している人は別ですが、全データのバックアップをそのまま戻したい場合は、Time Machineでのバックアップを使用するといいでしょう。
なお、修理自体は1時間程度で終了するということですが、返却後にはmacOSが再インストールされた状態で、中身は真っ新な状態で渡されるため、自身でバックアップからのデータを復元する必要があります。また、修理前に壊れていたファイルが合った場合は、それを修復することはできません。
AppleまたはApple正規サービスプロバイダへの連絡は以下の方法で可能です。
- Apple 正規サービスプロバイダ:こちらからお近くの正規サービスプロバイダをお探しください。
- Apple Store 直営店:あらかじめこちらからご予約ください。
- Apple サポート:こちらからお問い合わせください。サポート担当者が Apple リペアセンターへの配送修理の手配をさせていただきます。
SSD以外に、SSDの修理に影響するような故障や損傷箇所があった場合は、AppleはSSDの修理の前にそれらの箇所の修理を行う必要があるとしていますが、その費用は別途料金がかかることがあります。
その他の注意事項
Appleは他にも、以下の注意事項を記載しています。
- この全世界共通のプログラムは 13 インチ MacBook Pro の通常の製品保証期間を延長するものではありません。
- 本プログラムの対象になると思われる 13 インチ MacBook Pro をすでに有償で修理された方は、返金についてこちらからお問い合わせください。
- 本プログラムは、対象となる 13 インチ MacBook Pro に対し、その最初の小売販売日から 3 年間適用されます。
ということで、Touch Barなしの13インチMacBook Pro 2017年モデルをご利用の方は、必ず上記のSSD無償修理プログラムの対象かどうかを確認した方がよさそうです。あなたのSSDが壊れたり、SSDの内容が消失してしまう前に。。
ちなみに私個人は15インチMacBook Pro 2014年モデルなのでこのプログラムの対象外でした。しかし最近バッテリーが膨れてきて、机に平らに置けなくなってきたので、そろそろバッテリーの修理交換時期かなと思っています。私も開発に関わっている世界最薄最軽量の折り紙モバイルスタンド『フォルダブル(Foldable)』を使っているので、正直実際の使用には影響ないのですけどね。。
記事は以上です。